読書記録55 9月の本まとめ
時間があっても、本が読めるわけではない。旅行先でゆったり本を読めるほどまだ悟ってはいない。
読んだ本
1.『国境のない生き方』(2015)ヤマザキマリ
さとり世代、はダメなんだろうか。
2.『痕跡本の世界』(2015)古沢和宏
3.『吾輩は猫である 上』(1995)夏目漱石
1905年発表
夏目漱石の面白さにどっぷりと浸かれる、つまり冗長な文章に巻かれる。
4.『思わず考えちゃう』(2019)ヨシタケシンスケ
日常ふと描いたイラストに基づいて、ちょっとした小噺を講演の最後にしているそうで。
ゆるいイラストと、深い小噺のバランスが良い塩梅。
「でも、どうすればいいんだろう」「好きなことをやればいいんじゃない?」の無限ループで人生は成り立っているという話が一番好きだった。
5.『吾輩は猫である 下』(1995)夏目漱石
これら登場人物のすべてを、夏目漱石が生み出しているとは信じられない。
6.『雪国』(1947)川端康成
新潮文庫の新装版
越後湯沢に行く機会があったので、読了。夏目漱石と好対照の無駄のない美しい文章。息をのむような描写が多かった。
星が降ってきそう。
買った本
『雪国』(1947)川端康成
新潮文庫を買ったら、ステンドグラス風しおりをもらえました。嬉しい。
振り返ると今月あまりにも本を読めていなくて驚いた。旅行だ合宿だとアクティブだった証拠かもしれない。
昔の本にじっくり取り組めたということで良しとする。
10月は川端康成のほかの本を読んでみようと思っている。
かしこ