「風の谷のナウシカ」から学ぶ、リーダーの品格
こんにちは、ドラマティック・マネジメントの森憲一です。
今日はナウシカです。
そう!
風の谷のナウシカ!
宮崎駿です。
スタジオジブリ不朽の名作!ですね。
何度見ても泣ける。
今回も、やっぱり泣いちゃいました。
ナウシカの生き方、
ナウシカの振る舞い、
ナウシカの決意と覚悟
そこに、何度でも泣けるんです!
そこで!
今日のテーマは、コチラ!!!
ナウシカに学ぶ「リーダーの品格!!!」
です。
ナウシカから、リーダーの在り方を学んじゃいましょう!!!
それでは早速行ってみましょう!!!
さて、ナウシカから学ぶリーダーの品格とは、何か?
僕の答えは、たった一つです
「共に生きること」
これです!
もうちょっと詳しく言うと、
「共に生きるという、覚悟を決めること」
ですね。
自然と共に生きる
仲間と共に生きる
敵も味方もない
ナウシカの物語には、色んな蟲、というか、まぁ、ニュアンス的に言うと、恐竜みたいな、そういう生き物が出てくる。
この蟲たちは、怒るとめっちゃ凶暴になる。
あと、人間にとっては猛毒を、わーっと撒き散らす植物が集まった「毒の森」も出てくる。腐海っていう森ね。
でも、ナウシカは、そんな「蟲」も「毒の森」も、焼いたり破壊したりしないわけ。
蟲も森も人間も、生きとし生けるものには全て役割があって、必要じゃないものなんてない。
だから、戦わないし、壊さない。
大切にして、互いに思い遣って、共に生きる道を探す。
ナウシカは、そんな風に決意してる。っていうか、そんなふうに生きるんだって、覚悟を決めてるわけです。
そこが、スゴイ!
ナウシカのリーダーシップって、
上下もないし、差別なんて絶対に、ない
敵も味方もない。
どんな人とだって、平等に生きる
そして、敵だって味方だって、誰だって平等に守ろうとする
ナウシカに出てくるシーンは、どのシーンもみんなスゴイ!んだけど、
今日はその中でも、僕が一番「これこそリーダーの品格だ!」って感じるシーンを紹介しましょう。
後半部分に出てくるシーンなんだけど、
まぁ、ナウシカの村の老人たち3人が、敵の捕虜になっちゃうわけ。
その捕虜が、敵の女性リーダー「クシャナ」っていうんだけど、そのクシャナに、こんな風に言う場面があるんです。
おじいちゃん3人組のセリフね。
あんたも姫様じゃろうが、わしらの姫様とだいぶ違うのう
この手を見てくだされ
3人の中の一人のおじいちゃんの手は、さっき言った「毒の森」、腐海ね。
その腐海の毒に侵されちゃって、病気になっちゃったらしくて、なんかものすごく腫れちゃって、ぶくぶくになっちゃってるわけ。その手をね、見て下され、って言うわけ。
ジル様と同じ病じゃ
ジル様っていうのは、風の谷の王様で、ナウシカのお父さんのことね。
この、ナウシカのお父さんも、同じ病気になっちゃったわけです。
で、おじいちゃんたちは、こんな風に言うわけ。
あと半年もすれば、ワシのこの手は、石と同じになっちまう
まぁ、固まっちゃって、動かなくなっちゃうんだろうね。
じゃが、ワシらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる
働き者の綺麗な手だと言うてくれましたわい
そう!
このおじいちゃんたちは、ワシらの姫様、ナウシカは、どんなに気持ち悪く腫れ上がった手で、固まっちゃって、村のために働けなくなちゃったとしても、絶対に差別しない。それどころか、あなたが村のために一所懸命働いてくれた証が、その綺麗な手なんだよ!って言う。
これって、あなたは村にとって、必要な人なんだよー!って言ってるのと同じことだと思うわけ。
スゴいよねー、ナウシカ。
それでね、そう言われた敵の女性リーダー、クシャナは、おじいちゃんたちにこんな風に言うわけ。
腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きるというのか?
実はこのクシャナも、腐海の毒っていうか、森の蟲に襲われて、全身やられちゃったんだよね。まぁ、全身傷だらけにされちゃったわけ。
だから、クシャナは、虫とか腐海とか、そういうものを破壊して焼き尽くしてやる!って思ってるんだよね。
あと、他にも色々と恨みつらみをたくさん抱えてるから、人を支配して、兵隊を使い倒して、戦争をしまくってるわけ。
暴力と権力の塊みたいな女性リーダーなんです。
ナウシカとは正反対なんだよね、映画の中では。
まぁ余談なんだけど、ナウシカって原作の漫画読むとさらに「スゴい!」って感じる部分がいっぱいあるんです。
リーダーの品格について、めちゃくちゃ学べます。
その原作を読むとね、クシャナはナウシカと出会ってドンドン変わっていくんだよね。
ナウシカの持ってるリーダーの品格に、ドンドン影響されて変わっていくわけです。
ま、ぜひ原作も読んでみて欲しいと思います。
さてさて続きです。
クシャナから、
腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きるというのか?
って言われたおじいちゃん達は、クシャナに対して、こんな風に言うんだよね。
あんたは火を使う
そりゃぁ、ワシらもちょびっとは使うがのう
多すぎる火は何も生みゃぁせん
火は森を一日で灰にする
水と風は100年かけて森を育てるんじゃ
ワシらは水と風の方がええ
あの森を見たら姫様悲しむじゃろうのう
そう、100年かけて森を育てる!
100年かけて育てるっていうことは、何世代にも渡って、
子供の代から孫の代、そのまた次のずーっと未来の世代に、美しい森を残すぞ!
って、村中の人みんなが一丸とならないと、絶対に実現できない。
つまりね。
今がよければいいじゃないか!
今、僕たちが幸せだったらいいじゃないかー
自分達さえよければいいじゃないかー
て、誰かがなっちゃったら、もうおしまいだもんね。
公害問題とかゴミ問題とか、地球温暖化問題とか、今、地球で起きてる環境問題って、よくよく考えてみると、そういう感じだと思うわけ。
今がよければいいじゃないか!
今、僕たちが幸せだったらいいじゃないかー
っていう感じになっちゃったから、起こってる。
でね。
世界中のみんなが、未来のために頑張ろう!って考えられるようになるためには、
どんなリーダーが必要なのか?
どうしたら、未来のために一丸となれる組織を作ることができるのか?
そういうことを、ナウシカは教えてくれてるんだって、僕はそんなふうに思うわけです。
最後に、僕がナウシカのリーダーシップから学んだ7つの教訓を紹介しますね。
・戦いや争いでは、何一つ解決できない。
・誰も差別しない。
・敵も味方もない、すべての命は平等に守る
・人も、自然も、支配しようとしてはならない
・共に思い遣り、共に汗を流し、共に生きる
・未来に何を残すかを考えながら、今を生きる。
・「今」の欲望や、快楽のために生きてはならない!
いやー、スゴいね!
ナウシカってやっぱり、リーダーの品格、半端ないと思います!!!
本当、みんなに観て欲しい!って心から思います。
ぜひあなたも、ナウシカでリーダーの品格、学んじゃって下さい!
他にも、ジブリと風について、とか、ナウシカとギリシャ神話と宮崎駿とか、色々話したいこともあるんですが、それは長くなっちゃうのでまた今度にしますね。
ではまた!
ドラマティック・マネジメントの森憲一でした!