「Be yourself~立命の記憶~Ⅱ」第2話
人生の転機俺の高校3年間は本当に地味だった。
1年の時に、彼女が一筋の光のような思い出を残してくれたくらいだ。
彼女は、1年の終わりで高校を辞めて、上京した。 まぁ、学園祭やコンテストなんかで、人前で歌って、驚嘆や拍手喝采浴びてりゃ、そうなりたいと思うだろうな。
2年の始めに、俺は、同じクラスの彼女の友達から、ラジオに出るって聞いて、彼女の出番を家のラジオを聴きながら待っていた。
DJ がしゃべり始めて、彼女の紹介を始めた。今後どんな大会に出るのかとか、彼女が中学生の頃から