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未経験からなぜライターになれたのかまとめてみた。
「なぜライターになろうと思ったんですか?」
この質問をされるたびに、いつもその場で理由を捻り出して答えてきた。
もちろん今までの発言に嘘はないけど、本業で編集・ライティングのお仕事をし始めて2年以上経つので、この機会にまとめてみることにした。
なぜライターになったのか。いざ書き出そうと思うと、想像以上に難しい……
「書くのが好きだから」が1番しっくりくるし、よく聞く「好きに理由はない」でまとめたい気はするけど、ライターなんだからちゃんと言葉にしないといけないよなという使命感からきっかけを探してみた。
遡ること学生時代。昔から読書感想文や手紙など、文章を書くのは苦痛じゃなかった。今じゃ文章を紙に書くこともほとんどなくなったが、昔はことあるごとに友達に手紙を書いていたし、交換日記は回すのが早い方だった。
そんな私に対して「文章でまとめるの上手いね!」「すごい!」と、あたたかすぎる言葉を投げかけてくれる人に囲まれていたことで、私の自己肯定感は爆上がり。書くことを好きになれたし、私って人よりも文章書くのが得意なのかもと思えた。
ちなみに実際得意だったかというと、そんなことはなくて。才能あふれていたわけでもなく、良い意味で勘違いして生きてきた。「下手な文章書きやがって!!」と一度でもボロクソ言われてたら、書くことが嫌いになっていたと思う。
そんなこんなで、「文章書くの楽しいな〜」「私って文章書くの得意なのかも」という勘違いから、"書くこと"を仕事にしている新聞記者に憧れるように。
今思うと選択肢は新聞記者だけではないけれど、当時の私の小さな脳みそでは、書くことを仕事にしてて、パッと思いつくかっこいい職業といえば新聞記者しか出てこなかった……
記者に憧れた私は就活で新聞記者を志すも、週刊誌の記者として働いているかたから「1週間家に帰れないのとかざらにあるよ〜」という話を聞いて心が折れ、違う道へ進むことに(簡単に挫折しすぎだぞ当時の自分)。
社会人1年目で入社したインターネット広告の会社で営業、マーケティングと経験する中で、オウンドメディアを運営する機会が巡ってきた。
運に恵まれたのはいいものの、「私の文章ってこれでいいの?」「編集業務初めてだけど、大丈夫そ……?」と不安に駆られ、スキルを磨くために宣伝会議の編集ライター養成講座を受けた。
ほぼ同時期に、編集ライターの仕事をしている子から副業としてインタビュー記事作成の仕事を紹介してもらい、好きなことをしてお金をもらえるなんて……素敵!と感動。
徐々に、やっぱり文章を扱う仕事をするのって楽しいなという想いが強くなり、副業じゃなくて本業としてがっつり取り組みたいと思い転職。現在進行形で、編集者・ライターとして働いている。
これまでの経緯をつらつらと書いてしまったが、「なぜライターになろうと思ったか」という問いに対して一言で答えると、「書くのが好きだったから」に帰結する(結局かい……)。
もう一つ理由を付け加えるとすると、“話す” よりも “書く” ほうが表現する手段として向いていたから。
私は言葉を発するのに時間がかかるタイプで、彼と喧嘩したときなんかは「怒ると黙るのやめて!」とよく言われたが、それは怒っていたというよりは、どう伝えるのが一番適切か考えるのに時間を使っていたのだ。
ディベートなんかも、きっと私は頭の回転の早い人にこてんぱんにやられると思う。
一方、言葉を文章にするのにスピードを求められる場面は比較的少なく、じっくり考えて表現することができる。故に表現する過程でストレスがない
のだ。
だから文章を書くのが苦じゃない。書くのが好きだと思い続けられていて、好きなことを仕事にできるなんて素敵すぎるじゃんということで、「ライターになろう」と思えた。
「ライターになりたい」と思っている人は、きっとたくさんいる。
ブログを書くだけでなく、仕事として文章を書いてお金を稼ぎたいと思っている人もたくさんいるのではないだろうか。
なぜ私はライターとしての人生を歩むことができているのか。
ただただラッキーだったというのももちろんあるけれど、「書くのが好きで」「書くことを仕事にしたくて」「ライターとして活動したくて」と、実績がないときから周りに言っていたことがひとつの要因になっていると思う。
自分の欲を言葉として発していたからこそ、オウンドメディア運営の仕事を任されたかもしれないし、後輩の子から仕事を紹介してもらえたのかもしれない。私は「言霊」というのを信じるほうなので、きっとそうだろうと思う。
だからライターとして仕事がしたい!と思っている人は、試しに周りに想いを伝えてみてほしい。
〜余談〜
言霊を信じる〜とか言ってるくせに、彼と喧嘩したときに「もう別れるから!」と安直にいってしまう。現実になったらどうするんだバカヤロウ。反省……