ビジネス書は不要?「鬼滅の刃」から学ぶ5つの教訓【ガチ書評】
こんにちは。書評ブロガーのモリゴッドです。鬼滅の刃を、20巻まで一気に読みました。
「大人でも読んでいる人、多くない?なんで?」
「なんでそんなに売れているのか分からない!」
そんな疑問に「書評ブロガー的」感想で、お答えしていきます。
結論:「鬼滅の刃」は、ビジネス書並み、それ以上の学びが得られる。
私は普段、ビジネス書の書評ブログを書いています。今まで書いた書評は180冊以上。
読書はたくさんしますが、「マンガは読まない、ゲームはしない、テレビや映画は見ない」です。
そんな私でも、世間を賑わせている話題には少し興味があります。
そして、今回「鬼滅の刃」を読み「マンガや映画、ゲームなどからでも自分のインプットとアウトプット次第で成長できる!」と感じました。
基本的にネタバレはありませんが、マンガの内容に触れているので、まだ読んでいない人はご注意ください。
では、いっきまーす!
1、ストーリーが心を動かす
鬼滅の刃が人気の最大の理由は「ストーリー」だと感じました。
鬼との戦いの中には必ず、以下の2点が書かれています。
・鬼が鬼になった背景
・剣士が剣士になった背景
「もし、逆の立場だったらどうだっただろう?」
鬼も人間も紙一重です。
私は、剣士として戦っている人も反対の立場だったら鬼になっていると思います。
これは鬼と人間の闘いではなく、「人(鬼)」と「怒り」など負の感情との闘いです。
【負の感情】
・怒り
・憎しみ
・嫉妬
・恨み
・嫌悪
たぶん人間が勝っても、鬼が勝っても「怒り」や「憎しみ」、「嫉妬」はなくならないので、解決しないと思います。
人間と鬼が共存できる世界はあるのか?
いや、人間が人間と共存できる世界はあるのか?
そんなことを考えさせられました。
そして先日、実際に↑を象徴するような事件が起きました。
「テラスハウス」に出演していた、女子プロレスラーの木村花さんの死。
テレビに出演した木村さんに対して、SNSでたくさんの批判や暴言が浴びせられました。
それにより、未来ある若者がひとり、死を決断したのです。
木村さんは鬼に殺されたのでしょうか?
違います。人間です。
【マイナスの感情】
・怒り
・憎しみ
・嫉妬
・恨み
・嫌悪
私たちはこれらの感情とどう向き合い、生きていけばいいのでしょうか。
ヒントはこの本。
自分の感情との向き合い方が書かれています。
世の中の悩みの9割を解決できる一冊。
強いメンタルを手に入れたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
2、個性はワクワクを創出する
私が最もワクワクしたポイントは「柱」という、鬼殺隊(鬼と戦うために作られた集団)の中で、最高位の階級の剣士が出てきたときです。
柱は異なる「型」を持ち、それぞれ極めています。
・水柱
・岩柱
・炎柱
・風柱
・音柱
・霞柱
・蟲柱
・恋柱
・蛇柱
この個性がワクワクするんですよね。
ただ、「水」や「炎」、「風」あたりはなんとなくイメージできましが、「蛇」とか「恋」ってなに!!!!?
ってなりました。(ポケモン世代だから?笑)
まぁそれはさておき、それぞれ違った経験や体験を通して、身につく「力」。最終的にいきつくのが「型」です。
つまり、
型=自分の強み
と言えるでしょう。
さて、質問です。
あなたは、何柱ですか?(あなたの強みは何ですか)
即答できる人はなかなか、いないかもしれないですね。でも、この「強み」が人をワクワクさせます。
もし、あなたたが1億総アウトプット時代の中、他者に埋もれず自分の力で価値を生み出したいのであれば、必ず強みを明確にしましょう。
(簡単に言うと、稼ぎたいなら「個性」や「強み」は必須)
自分が「何柱」か答えられなかった人は、こちらの本で自己分析をしてみてください。
あなたの強みは必ず、武器となります。
また、こちらの本に記載されている「9マス」を使っての自己分析も有効です。
本来は文章を書く「ネタ集め」の本ですが、自己分析にも応用できます。
マンダラチャートを活用し、アウトプット型の自己分析で自分のことを深掘りします。(マンダラチャートとは ※ferretより)
STEP1:「ストレングス・ファインダー」で、自分の強みを客観的に発見する。
STEP2:「9マス」で悩まず書ける文章術で、自分の中に秘めている「強み」や「信念」を、自発的に見つける。
この2つを実践すれば、自ずとあなたが「何柱」は明確になります。
ぜひ、実践してみてください。
また、本を読むのが苦手な人はこの動画を見て(聴いて)ください。
3、「まねぶ」は最強の勉強法
鬼滅の刃に出てくる「型」の元はすべて同じです。
型を習得する過程で、それぞれの個性にあわせて派生しています。この「派生」がとても大事です。
自己分析をし、強みが分かったら自分に合った形に応用していくのです。
例えば、「読書のアウトプット」という切り口にも様々あります。
・書評ブログ
・YouTube
文章が得意な私は、26歳で読書を始めたら人生が変わった!という書評ブログを運営していますし、
動画での発信が得意なサラタメさんは、サラタメさん【サラリーマンYouTuber】を運営されています。
このように、基礎を学んだ後は「自分の強みを活かした派生」を考えましょう。
それが、あなたの個性や強み、ポジショニングとなります。
ただし、派生するためには基礎の基礎がとても重要です。基礎がしっかりしていないと、派生してもただの「自己満足」となってしまいます。
個性を強みに変える最適な方法は「守破離」で学ぶことです。
【守破離とは】
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)
〜 自律的に作業を遂行できる(1人前)
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)
※wikipediaより
守破離の習得方法はこちらの本で詳しく解説されていますので、参考にしてください。
その他にも、本を活用すれば学校では習わないような勉強法をたくさん知ることができます。
こちらの記事で様々な勉強法を学べる方法を紹介しています。
自分に合った勉強法で「個性」を活かす方法を見つけてください。
4、呼吸と集中力、そして「フロー」へ
鬼滅の刃における最大の武器は「集中力」です。
上記で紹介した「型」を使って技を発動するためには、驚異的な集中力が必要となります。
そして、その集中力を支えているのが「呼吸」です。
呼吸と集中力は表裏一体
マンガ内では言及されていませんが、私は呼吸の奥にはさらに深いものがあると思います。
・情熱
・目的
・ビジョン
・楽しい
・ワクワク
・プライド など。
これらの「想い」があるからこそ、集中力を極限まで高めることができるのです。
「想い」を見つけるためには、まず「自分との対話」を行い。自分が「成し遂げたいこと」「人生のビジョン」を見つけましょう。
人はちょっとしたきっかけで変わることができます
私は昔から「主体性」が皆無な人間でした。自分のやりたいことや自分の意見などありません。
「お兄ちゃんがやっているから」
「周りのみんながやっているから」
そんな理由で、高校・大学・就職をしました。もちろん夢もビジョンもなく、だらだら仕事をして過ごす毎日。
当たり前のように仕事もできない、残念な人間でした。
しかし、ある日「読書」をきっかけに全てが変わったのです。
本を読み「思考」することを覚えました。最初は「読書」をしても本の内容を覚えられないと言う悩みがありました。
この本を読み、
本を読んだら3回アウトプットする
を実行したところ、私の悩みは吹き飛びました。
私の脳はアウトプットをすることで、それまで26年間行われなかった、「思考する」ということを始めました。
そして「思考」によってどんどん人生が変わり、今では
・本業ではIT系の上場企業で社長賞をもらう
・副業ではブログで月数万円を稼ぐ
・最高に幸せな家庭を築く
と、全てがうまくいくようになりました。(というか、問題を自分で解決できる力が身につきました)
話はだいぶ脱線しましたが、、、とにかく集中力を高めるためには、
・呼吸
・想い
・思考
が重要になってきます。
実践的で即効性がある集中力の高め方が学べる。
日常生活のちょっとした習慣や行動を変えるだけで、集中力は圧倒的に上がります。
鬼滅の刃では、集中力を極限に高めたフロー状態が・・・!?
フローとは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。
Wikipediaより
これ以上はネタバレの可能性があるので言及はやめておきます。
これから、鬼滅の刃を読む人はぜひ「集中力」と「フロー」を意識してみてください。
この下は若干ネタバレ要素があるかもなので注意してください(たぶん大丈夫)
5、自分の○○を戦術に組み込む
私が最も「すごい!」と思ったことが、
自分の死が戦術に組み込まれていたこと。
普通、そんなことできないでしょう。。。
これを実現できたのは「ビジョン」が明確だったからだと思います。
さらにすごいのは、このビジョンが組織全体に浸透していたことです。全員が同じ方向を向くことで「1+1=3」以上にできるんだと感じました。
ちなみに、、、ビジョンと目的は大きく異なります。
ビジョン:社会貢献
目標:自己実現
人を率いるためには「目標」ではなく「ビジョン」 を掲げることが重要です。ビジョンは共感を生み、人を惹きつける。
組織で実現したい未来があるのであれば、必ずビジョンを掲げましょう!
「はっきりした目的をもち、その実現に一生懸命取り組み、きっと実現できると自分を信じるーつまり『ビジョン』をもつことによって、どんな障害があろうと断固として前進していくという意味だよ」 ザ・ビジョンより
社員(や部下)から共感を得られ、指針となるビジョンを作りたい人は本書を参考にしてみてください。
6、「鬼滅の刃」感想まとめ
かなり脱線も多かったので、改めてまとめます。
・人の心を動かしたければ「ストーリー」を語る
・個性を強みにすることで価値を生み出せる
・最強の勉強法は「守破離」まずはまねぶ
・集中力を高めると世界が変わる!目指せフロー
・組織で乗り越えるためには「ビジョン」を掲げる
まさか、マンガでここまで多くのことを学べると思っていませんでした。
私が「鬼滅の刃」を読み、書評のような感想を書けたのには理由があります。
アウトプット前提のインプット(AZ)
マンガであろうと、映画であろうとテレビであろうと関係ありません。
すべてのインプットを「アウトプット前提」にするだけで、インプットの質が大幅に上がります。
マンガや映画が好きな人も多いと思います。
そんな自分の好きなモノを娯楽として楽しみながら、自身の成長にも繋げることができたら最高ですよね。
鍵は「インプット」と「アウトプット」です
しかし、私たちはこんなにも重要な「インプット」と「アウトプット」について、学校で学ぶことがなければ、もちろん会社で教えてもらうこともありません。
あなたの1日のインプット時間は何時間ですか?
(スマホやテレビ、マンガなどの時間)
仮に3時間だとすると、
1年で「3時間×365日=1,095時間」
10年で「3時間×365日×10=10,950時間」
この約1万時間を有意義なものにできれば、確実に人生は変わります。
反対に、何も考えずだらだらと毎日を過ごしていると、周りから置いていかれ、10年後にまったく成長していない自分に失望することとなります。
あなたは、どちらを選びますか?
もし、あなたが前者を望み10年後の幸せを手に入れたいのであれば、6時間だけ自己投資に時間を使ってください。
インプットについては本書をがっつり3時間読み込む。
インプット大全の書評はこちら
アウトプットについては本書をがっつり3時間読み込み実践していけばOK。
アウトプット大全の書評はこちら
以上です。
今回は書評ブロガー的な視点で、「鬼滅の刃」の感想をお伝えしました。
今後は、マンガや映画などからもインプット&アウトプットをしていきます。