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#41 相手の「秘書」「アシスタント」を味方につける

私は、一定の信頼関係を築けたクライアント企業では、担当者のアシスタントの方――いつもお会いするのが社長であれば、その秘書の方と一緒にランチをとることもよくあります。
社長とのアポイントを11時から、もしくは13時からに設定し、「よろしければその後(前)に、ランチをご一緒しませんか? いつもスケジュールを調整いただいているお礼がしたいので」とお誘いするのです。

もちろん、感謝の気持ちを表すのが第一の目的。そして、その会社のことをもっと知りたい、その会社で働く方々の声を聴きたい、という目的もあります。

ランチタイムを一緒に過ごして気心が知れると、秘書の方からはいろいろな情報を入手できます。当然ながら、守秘義務に抵触することや社内事情の核心部分はおっしゃいませんが、さしつかえない範囲で、社長の口からは語られないことを教えてくださったりします。例えば、「社長が期待していたプロパー社員が、取締役として昇格した」「現社長の跡目を継ぐであろう息子さんが最近、前職を辞めて入社された」なんて情報が入ってきたこともありました。
社長や役員のほか、裁量権や決定権を持つキーパーソンについて、プロフィールをくわしくお聞きすることもできます。

また、仲良くなった後、社長のアポイントを優先的に取ってくださるのもありがたいことです。
「来月○日は社長の誕生日です。森本さんから一言メッセージがあると喜ぶと思いますよ」といったアドバイスもくださいます。社長が何かアイデアを思いついたとき、重要な決断を下そうとしているときなど、「今、お話しをするといいのでは」など、アプローチのベストタイミングを知らせてくださることもあります。

社長や担当者当人との関係構築だけに集中するのではなく、近い位置にいるスタッフを味方につけることも大切です。

お客様や周囲の人々とよりよい関係を築き、あなたのビジネスがより大きく、喜びに満ちたものとなるよう、人生がキラキラと輝かしいものになるよう、心よりお祈りしています。

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