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#46 相手の「友人」を交えると、相手の新たな一面が見える

取引先の相手と、ビジネスだけでなく「人同士」として関係を深めたいとき、私はもう1人、第3者を交えて食事をする機会を設けています。

社会人として20年も過ごすと、世間も狭くなってきて、相手と「共通の知人」がいるケースが増えます。雑談をしている中で、「あの方とも知り合いなんですか。私もお会いしたことあります」という発見があると、それだけで終わらせず、「今度、3人で食事しましょう」とお誘いします。

その2人のコミュニケーションの様子を見ていると、私と接しているときとは異なる表情や態度が表れ、「この人はこんな一面も持っているんだ」と気付くことができます。おそらく相手も私に対してそう感じていることでしょう。こうして、お互いへの理解が深まります。

ただし、社会人経験がまだ浅い方だと、取引相手との共通の知人を見つけるのは難しいでしょう。であれば、雑談の中で、「どんな人とよく飲みに行くんですか」「その人とはいつもどんな話をされているんですか」などとお聞きし、「仲間に入れてください」とお願いしてみてはいかがでしょうか。

また、相手がフェイスブックなどのSNSに参加しているのであれば、その方の交友関係を知ることができます。「フェイスブックを拝見しましたが、こういう方とお知り合いなんですね。ぜひお会いしてみたいので紹介してください」というように話を運んでもいいでしょう。

「今度、3人で食事しましょう」

なお、「第3者を交えて相手の別の一面を発見する」ということが目的であれば、自分の友人・知人を駆り出すのも手。相手が興味のあるテーマにくわしい人、相手と相性がよさそうな人などに目星をつけ、「今度一緒に飲みましょう。こんな友人がいるので連れていきます」と誘います。2人が出会って「化学反応」を起こす様子を見るのは、なかなか楽しいものですよ。

このように、点と点をつなぎ合わせていけば線となり、さらに線を伸ばしていくことで未知の世界をどんどん開拓することができます。


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