親の介護と実家の話+自分のこと(4)
今日は介護休業の話をします。
介護離職なんて言葉を聞くこともありますが、男性でも女性でも親の介護に直面した時、介護と仕事の両立に悩むことが多いじゃないかと思います。
昔のことを少し振り返ります。私が妊娠した時、正社員で産休・育休を取得したんですが、当時は社内全体の取得者3人目か4人目くらいで、会社の上司だか役員だかに妊娠を報告した時は「辞めるんでしょ?」みたいな圧力をとても強く感じました。育休取得後2年は正社員として頑張りました。しかしその後少し子供が大きくなってから非正規で割と苦労したので、もっと頑張れば良かったのかなとも思っていますが、それがそれで得たものを大きいので、後悔はないのですけどね。
さて育児休業を取って20年近く経ってから自分が介護休業を取るなんて思いもよりませんし、たかが契約社員の身でそんなの取れるとが思いもよりませんでした。それでも私は2ヶ月ほど介護休業を取ることができました。
実際、自分のいる部署というか職場で介護休業を取るのは私が初めてのようで、人事部署も手続きをどうしたらいいのかアタフタとしていました。
それは部署付きの事務ボス女性と私の直属の上司のその上の人のおかげでもあります。実はちょうどその時の私は、仕事のことで少し悩んでいました。通常時は受け流せる程度のモノなのですが、両親2人の介護がいっぺんに来てしまったのと同時に、親の住む家の借地権の更新が2023年の12月末に迫り、地主から私にどうするかの話が来ていて、本当にいっぱいいっぱいで、受け流す余裕がありませんでした。(余裕がないのはこれを書いてる今もなんですが)半ば退職も考えいた私を見兼ねて、介護休業を取ってがどうかと上司と事務女性から提案を受けたのでした。
それは職場に同世代で親の介護を抱えてる人が多かったのもあり、ファーストペンギンになって欲しいという意図もあったようです。
プロフィールにも書いていますが私は団塊ジュニアです。この世代の人って、育児休業も然り、いろいろと社会の制度の改革を強いられる世代なのかなと感じています。でもそうやって開拓して行くことで、次の世代が生きやすい社会になればいいなとは思っています。
※介護休暇と介護休業の制度と取り方についてはまた別にまとめたいと思います。