スポーツ心理|平井先生とオリンピアの話
こちらは、スターバックスの期間限定のキャラメリーペアーフラペチーノです。
キャラメルと、洋ナシがこんな風に合うなんて思いませんでした!!
今回は
萩野公介選手と、北島康介選手のお話をさせて頂きます。
水泳選手の萩野公介選手は、リオオリンピック男子400m個人メドレーで、この種目では日本史上初の金メダル。
200m個人メドレーでは銀。
更に4×200mのメドレーリレーでは、松田丈志、江原騎士、小堀勇氣選手とともに銅メダルに輝き、この種目では、1964年の東京オリンピック以来、52年ぶりのメダル獲得に貢献しました。
一大会で金銀銅3つのメダル獲得という大活躍でした。
しかし、萩野選手にはここに至るまでには、大きな挫折があったようです。
リオオリンピックの前年6月に、、、海外での合宿中に自転車に乗って転び、右ひじを骨折してしまったのです。
全治2ヶ月の大怪我で、7月に始まる世界水泳には欠場。
翌年に控えたオリンピックに向けて危機的状況に陥っていました。
なによりショックを受けていたのは、萩野選手本人です。
しかし平井伯昌コーチは、違う捉え方をしていました。
「怪我をしたことで(泳ぐことから)、一旦途絶えたから、チャンスかもしれない。と思いました。メンタルというか、自分はなぜ水泳をやっているのかという考え方そのものを、もう一度作り直せる可能性がある」
と、コメントしています。
以前の萩野選手は、圧倒的な強さを誇っているのに、優勝が期待される国際大会になると勝てない。という、大きな弱点がありました。
ジュニア時代から才能を発揮し、周囲から「勝って当たり前」と、思われてきたためか、世界一を決める大舞台になると、自分一人で重圧を抱え込み、本来の力を出し切れないことが多かったので、
「こころの弱さを人に見せたくない、自分で認めなくない、という思いがありました。」
と、話していたことがあったそうです。
そんな彼の心を変えたのは
「弱い自分もどんどん出していいんだぞ。ありのままの自分を出していけ!」
という、平井コーチの言葉でした。
萩野選手が、右ひじを怪我していたときに言われたそうです。
それをキッカケに、萩野選手は、弱い部分も含めたありのままの自分を出していくようになりました。
大会中に「めちゃくちゃ緊張している」ことを平井コーチや他の選手にあえて告げ、自分の弱さをさらけ出すことで「デトックスみたいに自分の外側にある汚いものがどんどん出ていく」感覚になったそうです。
そして、もう一人の誰も知っている
北島康介選手は、アテネオリンピックのとき、膝を怪我して体調も悪かったのですが
「金メダルを獲りますよ。大丈夫、絶対にいけます」
と宣言し、その通り結果を出しました。
北京オリンピック前には、不調で苦しんでいたのにも関わらず、
「今の僕には勢いがある」
と言っていました。
強気な言葉に根拠なんて必要ありません。
オリンピック前に
「ダメです、オレ」
なんて、言ったら勝てるわけがありません。
つまり、弱さを出していい時と、出してはいけない時がある…
北島康介選手は、この出す、出さないを意識的にしていたと思います。
これは、北島康介選手に限らず、すべてのトップアスリートが意識的にしていることです。
トップアスリートは
「ここぞというとき自分は変わる!」
と、思っている人たちですから、いざとなったらどんなことがあっても、そういう弱さは出さないのです。
これから、テレビでスポーツ観戦するときには、試合前のアスリートたちの言葉にも注目してみてください。"弱さと強さの出し入れ"について参考になることが沢山あるはずです。
参考文献:弱さをさらけ出す勇気 著 松岡修造
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