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マスターズあるある|練習ではうまくいってたのに…の理由

マスターズで
練習を真面目にやられている方なら
誰でも一度は
「練習ではうまくいったんだけど…」
と、思ったことがあると思います。


「ドリルはうまくなったんだけど…」

「キックは速くなったんだけど…」

「プル動作はスムーズになったんだけど…」


この「なったんだけど…」の次にくるのは
「スピード上げると泳ぎが崩れるんです…」
で、ほぼ共通していますね😅


この手のよくある悩みとしては、
いわゆる
「ぶん回しの泳ぎになってしまう」
…と、
「呼吸動作で泳ぎが止まる」
…という方が多いです。


まず「ぶん回し」対策としては、
キャッチ前に「タメ」を作る必要があります。

「キャッチ前のタメ」を作るドリルとしては…

①ストローク数をなるべく減らす
キャッチアップドリル(テクニック)

⬇︎次に⬇︎

②チューブやパラシュートなどで負荷をかける
キャッチアップスプリント(スキル)

…を行ったりします。


そして
「呼吸で泳ぎが止まらない」ためのドリルは…

①板なしキック(フィンを使用することもある)で
スイムとキックをミックスする
メニューを入れます。

板なしキックの息継ぎの際に
脚が止まるので、
そこでキックを止めないことを
意識させています(テクニック)

⬇︎次に⬇︎

②チューブを用いたレジストキックや
フィンスイムを行います。

数十秒キックだけチューブ引きを行い、
キックの動きと強度を維持したまま
スイムで残った距離(約10mくらい)を
泳ぎます(スキル)。


・・・え?
たったこれだけ?

と、思われるかもしれませんが、

はい、これだけです笑


ドリルは種類が
多ければ良いというものではありません。

運動学習の仕組みを理解していれば
あとは何をどの順番で行えば良いかが
明確になります。

明確にできたら、
できるだけシンプルに取り組むのが、
上達の近道です。


…さて、先に挙げた例についてですが、
いずれも前者は「テクニック」を
磨くためのトレーニング。

後者は「スキル」を
磨くためのトレーニングです。


「ん?、なにそれ?」
…という方のために、
ちょっとだけ解説しておきますね。

なので、
「何故、
レースや速く泳ごうとしたときに
泳ぎがうまくいかないのか?」
の回答は、

「テクニックドリル」と
「スキルトレーニング」の
バランスや順番に問題があるのではないかと
考えられます。

なので、
注目ポイントは…

普段の練習のときに
「意図」をしっかりと持って
練習しているか?

コーチに言われるがままに、
なんとなく泳いでいないか?

コーチの指示通りの形になるように、
形にこだわりすぎて泳いでいないか?

自分の泳ぎの何を改善すべきで、
どう取り組めば良いのかを
知ったうえで練習しているか?

と、いうところが
大切になってきます。


私が、
毎月開催している「鬼練」は、
そのようなことが良くわかる練習会です。
(お陰様で次回は104回目)

マスターズ指導や
育成、選手指導に
悩んでいらっしゃるコーチの方達も
たまに自らの身体を犠牲にして(笑)
メニュー改善のきっかけに
していただけたらと思います。


以上、
マスターズあるある
練習ではうまくいってたのに…

でした!

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