性虐待の闇
はじめに
まず、初めに言いたいことは性虐待は家庭内の問題、虐待ではなく犯罪である。決して許されることではない。
今回は性虐待の闇が深いと感じる理由を実体験を元に書いていこうと思う。
被害者本人だけでなく、周りの友人や恋人、大人、そして何よりも軽い気持ちで性虐待それに準ずる行為を行なっている
"加害者"に読んでほしい。
闇の理由その1
性虐待というのはまず人に言いにくいというのが大きな問題であると思う。
それは信頼している友人、ましてや恋人は尚更言いにくい。それくらい神経質になる内容なのだ。自分の汚さを大切な人に知られたくない。という思い。
そして自分の汚さを隠しているという罪悪感、息苦しさで関係を自分で壊してしまうことも多々ある。
闇の理由その2
性虐待が起きる年齢は低年齢の確率が高く、かつ性行為未経験のことが多い。
その為いわゆる「処女」というものを理不尽に奪われるということだ。
なんだそんなこと気にするのか?と思う人もいるだろうが、本人にとってはとても大きな問題だ。
自分で選んだこと、理不尽に奪われること、それは大きな違いで後々の恋愛感にも大きく関わってくる。
闇の理由その3
性犯罪者と一生関わらなくてはいけない状況になる。
完全な他人であったら一生関わらなくても生きていけるが、身内ましてや家庭内であると関わりを持たなくてはいけなくなる。
世間体を気にし、仲の良いふりを強いられることも多い。
犯罪者と仲良くニコニコ、正直ただの生き地獄である。
闇の理由その4
被害者を守り、犯罪者に怒る、守ってくれる親がいない。
本来なら性被害にあった時一番に犯罪者に対して怒り、被害者の心に寄り添うはずの親は世間体を気にし何もしてくれない。
むしろなかったことにすらしようとする。
そうすると被害者は「自分が悪かったのか?」という考えになり自己否定感が強い人間になる。
闇の理由その5
加害者は罪に問われなかったので過去の小さないたずら、くらいにしか思っていない。
むしろ覚えているのかもわからない。
被害者は一生消えることのないトラウマを抱えながら犯罪者の幸せを黙ってみることしかできない。
まとめ
性虐待は特殊で、内々にもみ消されることが多いため闇が深くなると思う。
正直公表されていないだけで被害者の数は多い。
そして被害者は大きな孤独感を持つことになる。
被害にあった、あっている人へ
まず、無理に許そうとしなくていい。
あなたは何も悪くないし汚くもない。
怒っていい。悲しんでいい。気持ちを潰さないでいい。
そして、犯罪者とは縁を切るという選択肢もあるということを覚えていて欲しい。
無理に一緒にいると精神的負担は大きいから。
犯罪者の立場とか気持ちよりもまずあなたのことをまず第一に考えて欲しい。
今までの恩とか考えないでまず自分がどうしたら楽になるのかを思い出して欲しい。