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第1回誌上ライター交流会開催!

せっかくnoteの世界で歴史の好きなライターさんと知り合ったのですから、何か作品をお互いのnoteの世界で紹介しあったらどうかなあ、なんて考えまして、今回その記念すべき第1回目の交流会を開催する運びとなりました。お互いのフォロワーさんに作品を見てもらおうという趣旨でもありますし、お互いのフォロワーさんたちの交流にも寄与できたらなあ、なんて思っています。コメントを広く解放しているライターさんもいますので、その記事版ということになりますね。徐々に賛同してもらえるライターさんを増やしていって、交流の輪を広げていけたらいいなあなんて思っています。あくまでも交流が目的ですので、お互いに気持ちよく続けて行きたいと思っています。それでは早速、ライターさんの作品をご紹介します。

らいの日常|歴史好き大学生さん作品です。
今回の企画のために書き下ろして頂いたものになります。この作品の特長は、何と言っても、徳川綱吉井伊直弼の共通点分かりやすく説明してあることですね。しかも欠点ばかりでなく彼らの良い点まで丁寧に紹介されていることです。たいていの人は、綱吉と直弼の名前を聞くと、まるで自販機のスイッチを押したように「ああ、悪い人。嫌い」となります。でも、それは一面の理解でしかありません。人間ですから当然良い面と悪い面の両面を持っています。どうしても彼らは負の一面が強調されてしまい、名前を見た途端に拒否反応が出てしまいがちですが、この作品を読むと、彼らが歴史で果たした役割が明確に理解出来ます。らいの日常さんは私が注目している歴史ライターさんの一人なんですが、いつも本当に彼が大学生なのかと疑ってしまうような、素晴らしい作品を書かれています。彼は単に歴史が好き(ロマン性)というだけでなく、歴史を俯瞰的に見ています。ですからこの作品の様に、歴史上の人物の負の面と果たした役割についてフェアーな視点で書いていることが特長で、単に歴史を「良い話」として終わらせない、ちょっとスパイシーな感じの見方をするライターさんです。そういう姿勢に共感を覚えますし、年下の方ではありますが、同じ歴史を探求する者として敬意を感じています。この方との出会いがあり、今回の様な企画を思いついた次第です。

続きましてtomodhlさんの作品をご紹介します。

tomodhlさんは以前もみなさんにお伝えしましたが、難病のために車椅子と人工呼吸器で生活をされており、小・中学時代から日本史・中国史に興味を持っておられるライターさんです。この方もらいさん同様、歴史をロマンの世界観に閉じ込めることなく、広い視野で見ている方です。普段は隋や唐といった中国の王朝の歴史を丹念に描いた作品を書かれています。ご自身のコメントを読んでいますと、昔は私と同じ三国志やキングダムでお馴染みの中国の戦国時代が得手だったそうです。しかし今は隋や唐の歴史に興味を持ってかなり深い探求をされています。彼の記事を読むと、その内容はお世辞抜きで大学の修士論文程度のレベルだと思います。独学でそこまでの技量を手に入れるとは恐れ入ります。それを支える世界史の先生の存在があるようで、そういう貴重な出会いを重ね、今は歴史を無二の友とするライターさんです。彼にとって、歴史との出会いが難病との闘いにどれだけの支えになっていることでしょう。とても私には推測することが出来ません。

今回の記事はこの企画のために書き下ろされた物ではありませんが、ご自身にとってはいつもの感じとは一味違う、変化球的な記事のように見受けられます。キングダムのキャラクターをひな人形に仕立てた斬新な記事です。詳細になぜそのキャラをそこに置いたのかの理由が書かれてあり、中々読み応えのある記事でしたので、今回皆さんにも是非ご紹介したくこうして記事を参照させて頂きました。実に面白い発想ですね。

最後に私がこの企画のために書き下ろした作品をご紹介します。

三国時代、(ぎ)の初代皇帝曹丕(そうひ)は身内に厳しかったこともあり、とにかく人気がありません。でも彼は当代きっての詩人であり、ロマンチストでもあったのですね。そんな彼は皇帝としてどんな人物だったのか?彼が書いた詩の一部を引用しながら、その一旦に迫ってみた作品です。「三国志」を書いた陳寿は、曹丕の親父である曹操には手放しの褒め様ですが、曹丕には「寛容さが足りない」などとチクリと一刺ししています。でも私は案外曹丕は人間味があって、そんなに毛嫌いする程の人間ではなかったんじゃないかなあと思っています。そんな曹丕のために、せめてnoteの住民の皆さんには彼の良い面を少しでも知って欲しい、そんな思いを込めて書いた作品です。

マガジンで作品を紹介することも出来ますが、こうして自分の記事の中で他のライターさんの作品を紹介すると、その作品を私がどうみているのか、どうして彼らと一緒に歴史を探求していこうと思っているのか、といった「背景」を読者の皆さんに感じて頂けると思い、こうした企画を始めました。いかがでしたか?

らいさんのnoteで私の記事を紹介して頂きました。

tomodhlさんのnoteで私の記事を紹介して頂きました。

こうやって3人がnoteの世界で交流出来たことは感無量です。これからもしばしばこの企画を読者の皆さんに披露していけたら良いなあと思っています。

                               つづく


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