【レバンテ】4年で35万個売れた腸活サプリ『BIONUS（ビオナス）』開発者インタビュー
開発からわずか4年で累計販売実績35万個*を突破したレバンテの人気サプリメント「 BIONUS（ビオナス）」。今回は、商品開発担当者のShotoさんに、開発秘話や苦労した点について、お話を伺いました🎉
（*期間：2020年9月〜2024年12月）
BIONUS（ビオナス）とは
化粧品や健康食品を中心とした企画・開発・販売を行っているレバンテ株式会社の自社ブランド。美しさを内側から追い求め、体内からサポートする「菌」に着目したヘルスケアブランドです。
「BIONUS」誕生への道：第二の脳・腸が握る健康の鍵
ーー「BIONUS」は、入社後わずか1年で開発を開始された商品なんですよね。それ以前はどのようなお仕事をされていたのですか？
地元ケーブルテレビ会社で設備管理を担当したのち、2社目でWEBディレクターを経験しました。その中で、自分で手掛けた商品をWEBで展開していきたいと思うようになり、2019年にレバンテに入社しました。
入社後はEC運用の基本となる販売戦略を学び、いくつかの商品開発の過程を経て、翌年2020年にBIONUSの商品開発をメインで担当することになりました。
その4年後の現在、 「BIONUS」は10商品を展開するブランドへと成長し、幅広い方々に愛される商品になりました。とても思い入れのある商品なんです。
ーーそんな 「BIONUS」の開発のきっかけについて教えてください！
レバンテのものづくりの根幹には、「美と健康」に寄り添う価値観があります。美しさは、化粧品でお肌をケアするだけでなく、内側からの栄養補給も大切だと考えています。健康を支えるサプリメントの開発は、まさにその理念に基づいてスタートしました。
「健康無くして富に価値無し」という言葉が、商品開発の原点にあります。旅行に行きたい、好きな服を買いたい、美味しい食べ物を楽しみたいなど、さまざまな願望を実現するためには、健康が不可欠です。
中でも特に重要なのが、「第二の脳」とも呼ばれる腸です。腸の健康は、体の健康だけでなく、美容やマインドにも深く関与しています。便秘や腸の機能低下は、栄養素の吸収を妨げ、血流や肌、心の状態、さらには睡眠にも影響を及ぼします。
そこで注目したのが、当時のトレンドであった乳酸菌です。腸内環境を整えるには、善玉菌と悪玉菌のバランスが重要で、その代表が乳酸菌です。
ポジティブな美しさの提案
――乳酸菌というとヨーグルトや乳酸菌飲料などが思い浮かびます。すでに市場の大きい分野への参入でしたが、差別化のポイントは？
まずはパッケージデザインの市場調査をしたところ、当時他社製品のほとんどがダイエットを連想させるようなおなかの「くびれ」のデザインか、ヨーグルトのイメージだったことに着目しました。
あえて他とは異なる可愛らしいパッケージを作ることで、商品が目につきやすくなるだけでなく、気持ちが明るくなったり、持ち歩きやすくなるのではないかと思ったんです。このアイデアをもとに商品の企画を社内に提案して、ブランド立ち上げに至りました。
ーーダイエットを間接的に訴求するというそれまでの乳酸菌サプリメントの王道を、あえて外したんですね。
そうですね。「ダイエット」には、どうしてもネガティブな気持ちが伴いやすいと感じていました。パッケージとして表現することで「痩せなきゃいけない」とか「なかなか痩せられない」といった思いを、さらに煽ってしまうこともあるように思います。
一方で、ダイエットは「綺麗になること」や「自分の理想の姿に近づくこと」と捉えることもできます。そのポジティブな気持ちをパッケージでも表現したいという想いがありました。
40案以上のデザインの中から、カラフルなドットで幸せや高揚感を表現したデザインに決めました。実際に、「パッケージが可愛い」というレビューも多くいただいています。
――持っているだけで気持ちが上がりそうなデザインですよね！成分についてはどんなこだわりがありますか？
成分には、1製品につき乳酸菌4兆個、ヨーグルト4,000個分という圧倒的な量の乳酸菌を配合しました。さらに、乳酸菌だけでなく、酪酸菌、ビフィズス菌、ナットウキナーゼなど、相性の良い菌を組み合わせることで相乗効果を生み出しています。
市場を見渡すと、乳酸菌だけ、あるいは乳酸菌と食物繊維やオリゴ糖などのプレバイオティクスを組み合わせた商品はありますが、乳酸菌以外の必要な菌まで配合された商品はほとんど見当たりませんでした。
そこで、乳酸菌4兆個に加え、多様な菌を配合。さらに、善玉菌を増やすためのエサとなるプレバイオティクスも取り入れ、菌数・菌種・菌増の三位一体で設計しました。
＊プレバイオティクスとは、腸内で善玉菌（乳酸菌やビフィズス菌など）の成長を促す「エサ」となる成分で、食物繊維やオリゴ糖が含まれます。これにより、腸内環境の改善が期待されます。
ーー商品名に込められた思いもあると伺いました。ご自身で名付けたんですか？
はい。「BIONUS（ビオナス）」には、「美を成す」「ビーナス」、そして腸内サポートを意味するプロバイオティクス（BIO）という意味が込められています。他にもいくつか商品名の候補を考えていたんですが、 BIONUSを思いついた時は「これだ！これしかない！」と思いましたね。笑
ブランドの核となる価値観は、下記の3つです。
健康と美しさの両立
忙しい生活の中でも、自分らしい美しさと健康を維持するためのサポートを提供する。手軽で効果的なケア
日常生活に簡単に取り入れられる手軽さと、しっかりとした効果を両立した商品設計。心弾む可愛いデザイン
持っていると気分が上がる、外出先でも恥ずかしくない可愛らしいデザイン。
ローンチ後1年で訪れたピンチ・・・
――全て順調に進んできたような印象を受けましたが、開発・製造過程で直面した壁はありましたか？
2020年のローンチ後、1年ほどで壁にぶつかりました。一部のお客様から、「カプセルが割れ、中身の成分が袋の中に出てきてしまっている」というお問い合わせが寄せられたんです。
調査の結果、製品内の乾燥によるカプセルの破損リスクが高まっていたことが判明しました。この点を改善するため、乾燥剤の使用量を調整し、さらに製造工程全体の管理を見直しました。
一時売上への影響がありましたが、別の製造施設への切り替えを行い、同時に製造ラインでの品質チェックを強化しました。新しい製造所を見つけ、一から再スタートするまでに約半年を要しましたが、翌年には販売数が400%増を記録するまで回復しました。
また、その後も外部要因による供給への影響が出そうなトラブルがありましたが、その際も製造パートナーとの連携と迅速な対応により、供給を途絶させることなく乗り越えることができました。
ーー不測の事態の連続でしたね。そこから、どんな学びがありましたか？
もちろん、こうした事態を未然に防ぐことも大切ですが、リカバリー対応の際に改めて感じたのは、取引先との信頼関係の重要さです。日頃から良好な関係を築いておくことで、いざという時に「レバンテさんなら」と支援をいただけることがあります。
日頃から製造所の方々との連携を深め、共に対応した上司Kazuさんの存在と、迅速に対応をしてくださった製造所の皆様に深く感謝しています。この点は私にとってとても大きな学びになりました。
主要モールランキング1位・35万個の売上を達成！愛されるブランドに成長
――そんな困難を乗り越えた結果、多くの方に愛される商品になりましたね。
1年ほどで主要モールで人気ランキング1位を獲得でき、現在では10商品を展開するブランドに成長しました。2020年からこれまでの累計販売個数は350,000個以上にのぼります。
お客様からのレビューコメントでも、「すごく調子が良く感じる。自分に合うものに出会えて嬉しい」「手軽なので続けてみたい」や「なくてはならない存在」「何度もリピート購入している」というレビューは非常に多く、開発者としてとても嬉しいです。また、「パッケージが可愛い！」というコメントもお聞きすることが多いので、こだわって良かったと実感します。
ーーレバンテの魅力について教えてください！
レバンテには、挑戦を評価し、応援する文化があります。私の場合、未経験からの商品開発にチャレンジしていますが、必要なフォローやサポートを得ながら、商品化までスムーズに進めることができました。 「BIONUS」も、レバンテでいくつかチャレンジした商品のうちの一つです。一般的にはこのようには進まないことの方が多いのではないかと思うので、非常にありがたい環境だと思います。
また、個性豊かでフレンドリーなメンバーと共に働ける環境は、学びが多く、楽しいです。
ーー最後に、今後どのようなチャレンジを行っていきたいかを教えてください！
まずは 「BIONUS」のブランドをもっともっと広く知っていただけるようにしたいと思います。日常の生活範囲では「BIONUS」という名前を目にすることは少ないので、オフラインの実店舗への展開にもチャレンジしていくことで、まだ手に取っていない方々にも届けていきたいです。
そして、これまで私はサプリメントや健康ジャンルを中心に取り組んできましたが、今後は生活を豊かにするという観点で、美容・健康に限らず新しいカテゴリーのブランドの立ち上げにも挑戦していきたいです。
ーーすでに新たなチャレンジに向かっていて、今後も楽しみですね！ありがとうございました！
▼レバンテの求人ポジション一覧はこちら