200,201,202日目 課毎にやるのか?部毎にやるのか?

大企業の機能型組織の最小単位は課です。
課の中にグループがあったり、チームがあったりしますが、班分けであって、機能上の組織ではありません。

課の上部組織は部です。
部の下にいくつかの課がある組織構造になっているはずです。

他の部課に何かしらの依頼をする時、部に依頼するのか?課に依頼するのか?気をつける必要があります。

全課向けの依頼を部にしてはいけません。

情報伝達の基本はカスケードをいかに減らすかです。

伝言ゲームを10人くらいでやると、全然違う情報になっていて、笑いのネタになります。

また、情報の精度が落ちるだけでなく、伝達速度も落ちます。
伝達速度が落ちると組織全体のスピードが落ちて、
「対応が遅い」と言われてしまいます。

また、全従業員向けの情報を課に発信しても同じ事が起こります。

最悪なパターンは、全従業員向けの情報を課に発信して、全員に周知したことを連絡しなくちゃいけないパターンです。

無駄です。

全社員向けにメールを発信して、全員読んでいるか?と言われると、一定数の読んでいない人たちが存在します。

全従業員向けという事は、重要な情報なはずです。

読んでいない人がいけないのです。

是正するならば、全従業員向けの情報を読んでいない人を読ませるようにすることです。

部や課で管理する話ではありません。

発信元が全従業員に読んで欲しい、読まなくちゃいけないと必要性を感じているのであれば、読んでいない人を特定し、読ませるようにしないといけません。

大企業ではこう言った無責任な依頼がたくさんあります。

今のITツールを使えば、1人1人が読んだかどうかの確認はできます。

こういう依頼があった場合は、「こうすれば、いちいち課でまとめた情報を集約する必要もなく、無駄な中間データは発生しないですよ。」とアドバイスする必要があります。

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