287日目 前例があるようなプロジェクトは色々考える前に前例をよく調べること
そもそもプロジェクトとは何か?
そう問われた時に回答できるでしょうか?
PMIが制定しているPMBOKの定義では、
「プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」
PMI: Project Management Institute、プロジェクトマネジメント協会の略語。
PMBOK:Project Management Body of Knowledge、頭字語として「ピンボック」と読まれることがある)は、「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」(英語: A Guide to the Project Management Body of Knowledge、略称: PMBOK Guide、PMBOKガイド)の略語。
まず、プロジェクトの定義を知らない人や違う意味で解釈している人がいるので、プロジェクトの定義を書きました。
要するに、独自性、有期性のある業務のことをプロジェクトと呼んでいます。
プロジェクトの対義語は、ルーチンです。
新規性がなく、周期性のある業務がルーチンです。
ルーチンの代表的な業務は、経理です。
決まったルールに従い、四半期や年度毎にまとめていく作業です。
ルーチン業務の場合は新規性がないため、やり方を理解して、あらかじめ決められた期限までに対応します。
プロジェクト業務の場合、全く同じ業務はありません。
逆に、全て新規の業務もありません。
新規プロジェクトを進める上では、類似案件を調べて、目標やプロセスを決定していく必要があります。
何も調べずに、考え出してはいけません。
まずは情報収集です。
参照すべきプロジェクトも10個ぐらいは必要だと思います。
大半は前例プロジェクトの切り貼りで大枠の形は作れます。
穴の空いている部分を考えて新規に定めれば良いのです。
参照すべきプロジェクトが少ないと、切り貼りしても穴が多くなってしまいますので、穴を少なくすることで、限られた時間の中で新規に定める部分に注力することができます。