宛て先のない手紙
君を縛っていた全てのモノから解き放たれ
安息の地へとひとり旅立った君
今頃は自由気ままに空を駆け巡る天馬になっているのかもしれないな
神出鬼没な君の事だから姿を変えて大好きなラーメンを食べにこっちへ戻っているのかな?
君はいつだって 無邪気な笑みで 周りを巻き込んでいく台風みたいな女の子だから
弱気な僕は君の後をついて行くのが精一杯なんだ
そんな僕を気づかうように
君は時々振り返って早くおいでよって手を差し出すんだ
これからもずっと僕を振り回す君のそばにいたいと切望する僕は…
もしかしたらドMかもしれない
何て事を思いながら…
宛て先のない手紙を今日も書いている
君が帰ってきた時に渡せるように
君の大好きな人たちの近況を記しておくよ
君がいない間に何が起こっているのかを伝えたいから
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