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フランス関係や関心がある事項についてのじゆうけんきゅう、ふと書きたくなった長文をしたた…

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フランス関係や関心がある事項についてのじゆうけんきゅう、ふと書きたくなった長文をしたためています。

マガジン

  • ふらんす物語(出国まで)

    フランス留学の行先が決まってから出国までのTo Doリストを時点ごとにまとめています。

  • ふらんす物語(大学院1年目)

  • ふらんす物語(フランス入国~大学院開始)

  • ふらんす閣議概要

    フランス語の勉強のためにフランスの閣議概要を翻訳するマガジン。翻訳の専門家でも、フランス法の専門家でもないので、正確性については担保できません。悪しからず。 https://www.gouvernement.fr/comptes-rendus-du-conseil-des-ministres

  • じゆうけんきゅう

    けんきゅうしたいとおもったことをじゆうにけんきゅうしたじゆうけんきゅうです。

最近の記事

「勇者たちの中学受験」を読んで

おおたとしまささんの「勇者たちの中学受験」を読みました。2日で一気に。 3人の小学生の中学受験のエピソードが主に親目線から描かれており、「受験に関する事実関係はいっさい事実のまま」の「実話を元にした創作」とのことです。実在する学校名や進学塾名が出てくるため、小説というスタイルをとりながら、ドキュメンタリー、ルポルタージュを読んでいるような気持ちになります。ゾクゾクします。 私は中学受験とは無縁な地方で生まれ育ったこともあり、未だにその感覚がよく分かっていません。また、本作

    • 30歳にもなってシャツも作れないことに気づいたので、作ってみようと思い立った話

      きっかけは一冊の本との出会いだった。 【プロローグ】今年の4月、私は東京から地方の中核市に引っ越し、新たな環境で暮らし始めた。 東京で仕事帰りや休日にしばしば訪れていた大型の書店は徒歩圏にはなく、最寄り駅のビルの中に中型の書店はあるが、職場を中心に自宅とちょうど点対象を描く位置にあるため、退社後に寄っていくのが少し面倒だった。また、4月はコロナ禍で緊急事態宣言発令下のため、その書店は土日祝日は休業、平日は18時に閉店という営業形態となり、定時ちょうどにダッシュで向かっても

      • 映画「MOTHER マザー」を見て

        はじめに。書きたいところはたくさんあるけれど、そう思うばかりに結局完結しなかった記事が下書きに溜まっているので、今回は公開することを優先して短く書くことにします。 映画「MOTHER マザー」を見てきました。 【ストーリー】(公式サイトより) シングルマザーの秋子(長澤まさみ)は、息子・周平(郡司翔)を連れて、実家を訪れていた。その日暮らしの生活に困り、両親に金を借りに来たのだ。これまでも散々家族からの借金をくり返してきた秋子は、愛想を尽かされ追い返されてしまう。金策のあ

        • パリで「このタクシー、たぶんぼったくりだな」と思ってたら、やっぱりぼられた話

          久しぶりの更新がこんな記事でお恥ずかしいんのですが、タイトルのとおりです。大どんでん返しは起きません。ぼったくりだなと思っていたら、予想通りぼられる話です。今後、パリに旅行する方の参考になれば嬉しいです。 先日、引越しのために高速鉄道TGVでパリへやってきました。到着駅はパリ東駅です。フランス北東部やドイツ方面とパリを繋ぐ駅で、観光客の方も多く利用される駅かと思います。 午前中に家じゅうの拭き掃除をし、両手で2つの大きなキャリーケースを引き、それらの上にそれぞれ大きな紙袋

        「勇者たちの中学受験」を読んで

        • 30歳にもなってシャツも作れないことに気づいたので、作ってみようと思い立った話

        • 映画「MOTHER マザー」を見て

        • パリで「このタクシー、たぶんぼったくりだな」と思ってたら、やっぱりぼられた話

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        • ふらんす物語(出国まで)
          0本
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        記事

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 3/3

          以下の2つの記事の続きです。第1回は「1.実はあった中学校の通信制」、「2.通信制中学に関する制度」について、第2回は「3.おじいちゃん・おばあちゃんに限定した通信制中学校の趣旨」、「4.そもそも通信制の趣旨って?」について書きました。 前回の記事では、通信制の学校はどうやら働いている生徒に学習の機会を与えるために作られているようだ(だから働いていることを前提としない義務教育段階では基本的に通信制は提供されていない)ということを書きました。それでは、実際に通信制に通っている

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 3/3

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 2/3

          以下の記事の続きです。前回は「1.実はあった中学校の通信制」、「2.通信制中学に関する制度」について書きました。 3.おじいちゃん・おばあちゃんに限定した通信制中学校の趣旨この条文の趣旨につき、学校教育法の逐条解説があれば一番良いのですが、残念ながら手元にない状態です。ネット上でこの条文について調べていたところ、Googleブックスで公開されている「社会教育法解説 公民館の建設―社会教育の自由の獲得のために戦後民主主義への叫び」という解説書の中に関連する箇所を見つけました。

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 2/3

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 1/3

          はじめに「この記事が話題になっていますね」というには時間が経ってしまいましたが、不登校の10歳のユーチューバーが話題になっていましたね。 ライターであり、無料塾の代表を務めている友人も以下のような記事を書いていました。 このYoutuberの件については多くの方々がコメントしていらっしゃるのでそちらにお任せするとして、本件に関連する記事としてこんな記事が目にとまりました。 この記事の中で、「高校の場合はN高などができているが、義務教育課程の場合、あまり受け皿があるわけで

          【じゆうけんきゅう】なぜ通信制の小中学校がないのか 1/3

          【じゆうけんきゅう】なぜさいたま市の学習支援事業が「随意契約」から「一般競争入札」へと入札方式が変更されたのか

          はじめにさいたま市の学習支援事業が委託事業者の変更によって授業の実施が遅れている、というニュースがSNSで回ってきました。無料塾の運営に携わっていた者としては、どうしても気になってしまうニュースです(どちらも有料記事で冒頭しか読めないのですが…)。 なぜこんなことになったんでしょう? 本けんきゅうは、このさいたま市の学習支援事業がなぜ「随意契約」から「一般競争入札」へと入札方式が変更されたのか、そのことによって事業の開始が遅れるに至ってしまったのかを公開されている情報をベ

          【じゆうけんきゅう】なぜさいたま市の学習支援事業が「随意契約」から「一般競争入札」へと入札方式が変更されたのか

          ふらんすの銀行口座開設のお話

           家探しに続き、外国で暮らすためのもう一つの難関である銀行口座開設のお話。 【三行概要】 ・家探しが先、銀行口座開設は後。 ・パリに日本語対応可能な窓口があるのは、LCLとCaisse d'Epargneの2行。 ・厳密に比較したわけではないが、個人的にはCaisse d'Epargneはオススメ。 家探しが先か、銀行口座開設が先か 留学前にフランス大使館の説明会や先輩方の話を聞いていてもよくわからなかったのは、「不動産の契約が先か、銀行口座の開設が先か」というもの。

          ふらんすの銀行口座開設のお話

          ふらんすの家探しのお話

           外国で暮らすための一つの難関である家探しのお話。 【三行概要】 ・不動産屋からの返事を期待してはいけない。 ・家が決まらないストレスは尋常ではない。 ・契約の可否の全ては、良い貸主に巡り合えるかにかかっている。 出国前 ~楽観した思いの中で~ とりあえず、インターネット上でわかる範囲で治安の悪いエリアを調べたり、以下の2つのサイトで相場観などをふんふーんと眺めたりしていた。 (参考)SeLoger https://www.seloger.com/ (参考)LOCSe

          ふらんすの家探しのお話