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自然は< いていい >と言っている

4月1日は他界した祖父の誕生日でした。
戦時中の生まれなので、正確な誕生日は分からないんだけど。

生きていたら104歳。
ボケを飛ばす、チャーミングな人で
人望に熱く、戦後仲間の遺骨を収集しに戦地に行ったりと立派な祖父でした。


私と祖父の関係は深い。また改めて書きたいが、祖父の最後を看取った3日間は、本当にドラマティックだった。

そして祖父は私にギフトを残して
旅立だった。

このことがあってから
私は生きることに真剣になったというか。
心理を深め始めたのはその2年後、
そして今がある。

だからその機会を与えられたと思っていて。
本当祖父には感謝しかない。

そして祖父の肉体はなくても、
私たちは見えない領域で繋がっている気がしていて。
この4月1日も前日に誕生日だったとハッと気づき、もろもろタイミングが合っていった。


お誕生日が好きだった祖父。
お墓参りには行けないから、せめてお参りにと
明治神宮へ足を運んだ。

用事の合間で急いでいたこともあったが
この日は天気もよく、コロコロナも収まってきたこともあり人が多かった。

信号では赤だというのに
雪崩のように人で溢れている。
急げ急げとおしくらまんじゅう、
人間の欲が爆破しているように見えた。

「あー、やだな」と思った。

そして目的の明治神宮へ。
相変わらず観光客が多い。でも大自然が私を暖かく受け入れてくれた。


ー 大いなる存在 ー

その力に、さっきまでの人間嫌いが和らいでいった。


いろんな国の言語が飛び交う

家族
若いカップル
車椅子の人
幼い子供たち

それぞれがこの場を味わう。


世の中は戦争、誰かを批判する声
不景気、事件など争いに溢れているけど
ここではとても微笑ましい光景が広がっていた。
私も暖かい気持ちになった。


本来私たちは<いていい>存在

いちゃいけないと思ったのはだれ?
他でもない自分だ。


たとえ育った環境に恵まれてなかったとしても
生まれてはいけない命なんていない。
過去は苦しかったとしても、大人になった自分は不幸か幸せになるか、選べるんだ。


私達は望んで
そしてなにかを体験するために
この世に生まれてきている。


だから本来
<生きていたい>んだ。


そのことを忘れないで。
生きる意味がないと思わなくていい。
意味は自分で決めれるから。


この日は結婚式を挙げられる方が何組かいらした。
国際結婚のカップルの集合写真に居合わせたが、海外の方が日本の文化形式を重んじているのが伝わってきて。なんとも美しい光景だった。
ここには平和が広がっていた。


「 明治神宮 」
原宿と渋谷という、流行の中心的な街に鎮座する神社。

世の中が変化しても変わらず人に寄り添う存在。その懐の広さに感動した1日だった。

私も、ここにいていい。

おじいちゃん、お誕生日おめでとう。

そして、ありがとう。

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