『何者』名前のない感情
後味の悪さ...これをイヤミスと言うんでしょうね。
大学生になって、何度か読もうと思ったけど、就活に向き合うことを恐れて何度も挫折して、就活を意識した今やっと読めた。
誰もが持つような、認めたくない自分の一部分がそこにはあって、それって全部名前のない感情や思いの塊だった。
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なんだか、嫌ながらもなんだか共感してしまう部分がある、こう言った「ぐさっ」とくるような場面やフレーズが多く、見透かされているような怖さも感じた。
私もきっと、最近やっと分かった。自分は自分でしかないと。このことが分からないから、軸はブレるし、去年の就活での自己分析も自分が分からなくてできなかったんだろうな。痛くてカッコ悪い自分を自分と認めてあげられなかったから。
でも今の私は、私という人間の大きさをやっと知ることができたから、朝井リョウさんのこの言葉もふっとそのまま、溶けるように、自分の中に浸透させることができたと思う。
自分を何者かにするために飾る必要なんてないんだ。
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