導きだされる答え。頭のなかを埋め尽くす無数の選択肢。なにが正解かを決めるのは自分自身。果てしなく続く、選択するという行為。決断できずに途方に暮れることもある。
幸せであるために生きているのに、終わりの見えない苦しみで、ときどき胸のなかがいっぱいになってしまう。
私は何をしたらいいのだろう。私に何ができるのだろう。しがらみの中に生きる。そんな世界はもうおしまいにしたいから、終わりのない選択をし続けている。
書くことが救いにならない日だってある。けれど書くという行為が好きなのも事実。そこには自由があるから。考えて、書いて、そしてまた考えて。徐々に絡まりあった思考が整理されていく。そうして一つのものを選び抜いていく。
死が訪れるそのときまでは、人生は選択の連続なのだろう。私は、いつか必ず訪れるそのときまで、私に与えられた「選ぶ」という権利をおおいに行使しよう。たとえ苦しみながらでも、その先にある自由と幸せを想いながら。