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「今ならわたし、この一杯のリキュールで酔ってしまえる気がするわ」 ふっと一瞬だけ目線を合…
ギギ…と軋んだ音を立てて小さな木箱を開けた。 甲高く半音ズレた「月の光」が小さな部屋に駆…
「今日もきみの料理は美味しいね」 そう言って微笑むあなたの笑顔がわたしは好きだった。 こげ…
だから心の扉だけは固く戸締りしていたのに。 ひとり、しんとした部屋で夜を迎えるのが少し…
基本のステップなんて、アン・ドゥ・トロワ 先生のカウントが無くても簡単に踏めてしまう。 口…
暗闇は怖い。 知らない世界で迷子になってるようで。 まだ私は幼くて、田舎のちょっとした商…