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86:夢灯籠

風に吹かれて、木の葉舞い
君と並んだ、日を思う。

くだらないを積み重ね、
大袈裟なセリフまきちらし、
繋がらない将来を愛と信じ、
今日を適当に過ごしてた。

風は後悔を連れては行かず、
思い出を少しづつ削るのだ。

そして罪悪感だけを残し、
風はまた別の人へ。

追って向かって進む秋。
浮かぶ心と沈む情。
誰も助けてくれないと、
嘆く虚しく一人旅。

作品他

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