いつか行きたいレトロ建築~横浜山手前編~
前回の記事でレトロ建築は東京、京都、神戸が多いと書いたが、重要なところを忘れていた。
レトロ建築を巡る上で外せないはずの横浜を。
と言うことで今日はいつか行きたいレトロ建築横浜編。
横浜山手の西洋館
このマップを見ていただければわかると思うのですが横浜の山手地区は洋館がたくさんあります。
一日がかりなら全部回れてしまう距離感らしい。
大きく分けると、海の見える丘公園エリアに2館、元町公園エリアに3館、石川町駅エリアに2館、全部で7館があります。なんとすべて無料で見学可能。
数が多いので前編と後編の二回に分けて書きたいと思います。
今回は石川町駅エリアと海の見える丘公園エリアです。
1.外交官の家
明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として建てられた建物。
設計者はJ.M.ガーディナー。
この塔がついている感じ素敵ですね。
こちらは食堂。
こちらは大客間。
玄関ホール。ステンドグラスが美しい。
サンルーム。あの塔の一階部分でしょうか。
書斎。落ち着いた雰囲気。
主寝室。ランプの形もかわいいです。
2.ブラフ18番館
関東大震災後に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅であった建物。
白と緑で明るい感じの外観。
こちらはダイニングルーム。
こちらはサロン。百年前のピアノも展示されています。
こちらはサンルーム。ドアや窓枠は美しいパステルグリーンで統一されていてかわいらしい雰囲気ですね。
こちらは寝室。
3.横浜市イギリス館
英国総領事公邸として建てられた建物。
設計は大英工部総署。東アジアにある領事公邸のなかでも上位に格づけられていた。
外観。比較的シンプルな印象を受けます。
展示室。この建物の概要がパネル展示されているそうです。
左右対称の丸窓が特徴的です。船窓のモチーフを取り入れています。
玄関脇。ジョージ6世時代を示す銘板。
こちらはサンルーム。
4.山手111番館
アメリカ人ラフィン氏の住宅として建てられた建物。設計者はJ.H.モーガン。スパニッシュスタイルの洋館。
真ん中に配置された三つのアーチが印象的です。
こちらはホール。細かいレリーフも素敵です。
リビングルーム。春には満開の桜が眺められるそうです。
こちらはバスルーム。
※写真、詳しい解説など全て横浜山手西洋館公式サイトより引用いたしました。
かつて一番大きい港であった横浜。外国人邸も多いですね。
明治、大正、昭和と建てられた年代も使っていた人も様々な洋館達。
洋館ごとに持っている雰囲気が違うので、比較しながら回るのも楽しそう。
という事で今日はいつか行きたいレトロ建築~横浜山手前編~でした。
後編もまた書きますね。
ではまた。