姿勢は歯並びや顎関節症に関係あるのか?
ある歯科医師の友人(以下Aとする)の講義を受けた。体験型の講義ということでなかなか面白かった。というのも、講義の内容自体も面白かったのだが、動きやすい格好で来てくれと言われて、講義を聞いて、実際動いて体感というか感覚で理解できて、さらに追い講義を聞いて納得するという流れだった。
あまり詳しくは内容をいうと良くないかもしれないので、ざっくり話をすると、歯科業界の流れとして子どもの歯並びや矯正(子どもの頃にする矯正は1次矯正というらしい。)が主流だという。A曰く、「一般的な歯科医師は口しか見ていない。」という。中には「舌骨がドヤこや」、「足の指が開いていた方がドヤこや」みたいな流派があるらしい。
ただ、どれをみても全体のバランスを見ているひとはほぼいないという。
あくまで歯は各歯でバランスをとっているし、隣の歯とも上顎や下顎という単位でも上下の咬み合わせでも顎の関節でもバランスをとっているという。もちろんそこだけではない。結局それで頭のバランスとか頭の位置が変われば立ち方も変わるということで全部繋がっているという。
だったら「歯並びと姿勢に関係はないか?」、「下顎の位置で姿勢の問題出てこないか?」という僕の質問にAは「少し待て。後にスライドがある。」という。
その後で論文ベースで話をされたのだが、関係があるというのだ。
ただAがいうに、まだこの情報は一般的な歯科医師に届いていないし、これを「そうなんでしょ?」とか言ったら否定されるレベルだという。
こうなると姿勢が悪くなるのが先か、歯並びが悪くなるのが先か問題になってくる。ニワトリが先か卵が先か問題のようなものだ。
A曰く、姿勢が先だという。姿勢に合った歯並びになっているに過ぎないのだと。ただ、この姿勢という言葉には赤ちゃんの頃からの哺乳姿勢や抱っこの姿勢なども含む姿勢だという。
そんなとこから関係あんの?と思ったのだがそうらしい。彼の話にはそれだけの説得力があった。
実際体験して感覚まで入れられると納得せざるおえなかった。
確かにそう見えてくる、、、納得させられた感があるので若干の悔しさがあるが、それと同時に自分の新しい感覚が生まれたことに興奮を禁じ得ないところもある。
実際テンション爆上がりで帰るひとも少なくないという。
しかも、今回の話でめっちゃおもしろかったのだが、これから先に進むと真逆のことを言うこともあると言うのだ。
「マジどういうこと?!」
今回の内容でかなり納得いったのに先に進むと真逆のことを言うという。謎を残して講義が終わった。今年はまだ始まったばかり。これは学ぶ価値がありそうだというか、先が気になって仕方がない。