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#ドキュメンタリー

『うんこと死体の復権』×『うんこ虫を追え』

『うんこと死体の復権』×『うんこ虫を追え』

8/17㈯19:00~20:45
浅草・Readin’Writin’ BOOK STOREにて
「インタビュー田原町番外編 舘野鴻さんにきく」をします

ドキュメンタリー映画『うんこと死体の復権』の中に登場する3人のメインキャストのひとりにして、
『うんこ虫を追え』を先ごろ刊行されたばかりの絵本作家・舘野鴻(たてのひろし)さんと、
映画プロデューサーでカメラ越しにその仕事ぶりを見つめてきた前田亜紀

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樹木希林の最期の一年、その後の連合赤軍兵士、『正義の行方』を撮った木寺一孝さんをインタビューしました

樹木希林の最期の一年、その後の連合赤軍兵士、『正義の行方』を撮った木寺一孝さんをインタビューしました

「おまえはインタビューだけ。シーンが撮れないんだな」と蔑まれ、逆にインタビューをシーンにすることを考えた映像ディレクターのはなし

“インタビュー田原町10”のゲストは木寺一孝さん

5/11㈯、浅草のReadin’Writin’ BOOK STOREにて行った「インタビュー田原町10」。ゲストは、渋谷ユーロスペースほか全国劇場公開中のドキュメンタリー映画『正義の行方』の木寺一孝監督。
同名タイト

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“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“ものものしいのは嫌だからあなたひとりで来るんだったら、が希林さんからの一年にもわたる密着取材の条件で、おっとりと希林さんを追うテンポに当初、なぜ彼女は木寺さんを残された時間の中で選んだのだろうと観ていました。”

5/11㈯19時~21時
「インタビュー田原町10」
(銀座線田原町3分の小さな本屋さんReadin’Writin’ BOOK STOREにて)は、『正義の行方』(講談社)を書かれた映

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屠場で働いた女性ライターが書いた私的ノンフィクション『芝浦屠場千夜一夜』。田原町のリーディンライティン ブックストアで著者インタビューを行います。

屠場で働いた女性ライターが書いた私的ノンフィクション『芝浦屠場千夜一夜』。田原町のリーディンライティン ブックストアで著者インタビューを行います。

田原町にある本屋さん
「Readin'Writin' BOOKSTORE」(リーディンライティン ブックストア)で、
『芝浦屠場千夜一夜』(青月社)を書かれた山脇史子さんをお招きして、公開インタビューをします。

【芝浦の屠畜解体現場を見学した後、「一週間ほど働かせてもらいたい」と、意思表示をしてから、実現までに三か月ほど時間がかかった。作業現場には女性がほとんどいない。東京都職員である解体作業担

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【雑談ですけど】 『さよならテレビ』の阿武野勝彦さんに、ききました。

【雑談ですけど】 『さよならテレビ』の阿武野勝彦さんに、ききました。

 「親父は、これが給料袋かと言って仏壇にあげたんです」

『さよならテレビ』(平凡社新書)を書いた阿武野勝彦さんは、東海テレビのプロデューサーで、「人生フルーツ」「ヤクザと憲法」「さよならテレビ」などのドキュメンタリー番組を手がけ、名古屋のローカル局ながら全国展開の劇場映画シリーズ「東海テレビドキュメンタリー劇場」に取り組んできたひと。
岩波書店から番組スタッフとの共著などはあるが、単著はこれが初

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ぼくは2.5者だと考えています。

ぼくは2.5者だと考えています。

絶賛上映中「きみが死んだあとで」(代島治彦監督)👉映画に登場する14人のその後の物語をまとめた本『きみが死んだあとで』が晶文社より発売

撮影カメラマンに話をききました【「きみが死んだあとで」backstoryI】

https://www.shobunsha.co.jp/?p=6587

   語り手=加藤孝信さん  
   聞き手🌙写真撮影=朝山実

©️きみが死んだあとで製作委員会

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「きみが死んだあとで」の撮影者が見ていた風景

「きみが死んだあとで」の撮影者が見ていた風景

🌙前回、ドキュメンタリー映画「きみが死んだあとで」(代島治彦監督)を撮影した加藤さんのインタビューをまとめながら、作中で使われなかったシーンがやはり気になった。無理をいい、取材時にカメラマンが何に目をとめていたのか、一部を映像から抜き出してもらえないかと加藤さんに頼んでみた。

しかし撮影者としては、これは頭を悩ます難題だったようだ。映画の撮影とは、一連の動きの中でこそ場面が生きるもの。写真のよ

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「フジイチエコ号と書いて走るわけにもいかないからね」 ノーナレのドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」欄外対談

「フジイチエコ号と書いて走るわけにもいかないからね」 ノーナレのドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」欄外対談

 都会の片隅で「在宅死」と向き合う医師と家族を追った、ノーナレーションのドキュメンタリー映画が話題を呼んでいる。
『人生をしまう時間』は、NHKテレビで幾度も再放送されたものを大幅に再編集。東大病院の外科医から埼玉県新座市の私立病院の「訪問医」に転職した80歳の医師らを200日にわたり密着。通常はカメラや録音スタッフが加わるものだが、下村幸子監督が一人で撮影を行った。
 今回、小堀鷗一郎医師と下村

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「しなないでね」と送り出されるドキュメンタリー

「しなないでね」と送り出されるドキュメンタリー

 自分だったら、拾うだろうか?
 百ページをこえたあたりだった。レースを撮影していたカメラマンが、登山道に落ちていた煙草の吸殻を見つめている。一瞬の躊躇。いつもならすぐに拾っていたという彼が迷ったのは、背負った荷物がいつにもまして重たかったからだ。
 アルピニストでもある彼は「こんなの拾いたくねえよ。吸わねえし……」とも思うが、腰を屈めた。あのとき拾わなかったことを後々後悔したくなかったからだ。先

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