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めざすは、ワンショット・サーベイの帝王!?

めざすは、ワンショット・サーベイの帝王!?

8/11㈰、Readin’Writin’ BOOK STOREにて行った、「インタビュー田原町12 金井真紀さんにきく」の記録(前編)です。10000字

ノンフィクションの書き手に「取材と書くこと」についてきく「インタビュー田原町」12人めのゲストは、『テヘランのすてきな女』(晶文社)を出されたばかりの金井真紀さんでした。

開演5分前。会場は中二階の畳桟敷も含め満席(ありがとうごさいました!)

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インタビュー田原町12『テヘランのすてきな女』を書いた金井真紀さんに「取材し、書くこと」についてききます

インタビュー田原町12『テヘランのすてきな女』を書いた金井真紀さんに「取材し、書くこと」についてききます

昨春から始めた、ノンフィクションの書き手に“取材の仕方、書き方”について話をきく「インタビュー田原町」も12回目。

次回
8/11(日)19:00~21:00
会場はいつもの、中二階に畳の空間のある本屋さん、Readin’ Writin’ BOOK STORE(東京都台東区寿2-4-7/東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)

ゲストは、スタッズ・ターケル著『仕事!』がバイブルという、イラストレー

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『芝浦屠場千夜一夜』の山脇史子さんに聞きました(インタビュー田原町01)

『芝浦屠場千夜一夜』の山脇史子さんに聞きました(インタビュー田原町01)

「そうそう。ケガの多い職場なだけに、いつもみんな何かあったら飛びだせるような身体の態勢が出来ていて、すごく安心感がありました。あの場所がもっている大きな歴史があって、闘っていた歴史もあるし。だから魅力も大きいんですよね。それこそあの場にいることの魅力は、ライターの仕事よりも面白かったりしたんですよね」(山脇史子さん)

インタビュー田原町01
30年を経てかつて働いた居場所『芝浦屠場千夜一夜』を

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今年も「インタビュー田原町」します。

今年も「インタビュー田原町」します。


1月27日(土)
【インタビュー田原町07】
浅草の本屋さん、Readin' Writin BOOK STOREにて。
『触法精神障害者 医療観察法をめぐって』を書かれたノンフィクションライターの里中高志さんをゲストに取材現場のことなどをおききします。

https://readinwritin240127.peatix.com

昨年実施できたのは、
『芝浦屠場千夜一夜』の山脇史子さん(01)

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屠場で働いた女性ライターが書いた私的ノンフィクション『芝浦屠場千夜一夜』。田原町のリーディンライティン ブックストアで著者インタビューを行います。

屠場で働いた女性ライターが書いた私的ノンフィクション『芝浦屠場千夜一夜』。田原町のリーディンライティン ブックストアで著者インタビューを行います。

田原町にある本屋さん
「Readin'Writin' BOOKSTORE」(リーディンライティン ブックストア)で、
『芝浦屠場千夜一夜』(青月社)を書かれた山脇史子さんをお招きして、公開インタビューをします。

【芝浦の屠畜解体現場を見学した後、「一週間ほど働かせてもらいたい」と、意思表示をしてから、実現までに三か月ほど時間がかかった。作業現場には女性がほとんどいない。東京都職員である解体作業担

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フムフムの、金井さんにあった。

フムフムの、金井さんにあった。

「あるものを拾ってきては並べて、満足したいというのがあるんですよね」
と話すのは、イラストもルポも書く金井真紀さん。パリで生活するおじさんを集めたエッセイ本や、虫嫌いを克服しようと虫と関わっている人たちに話を聞きにいくノンフィクションなど、どの本にも共通しているのは著者の「採集」癖だ。
「入口は様々なんですが、集めたいという願望があるんですよね」

 金井さんに会ったのは田原町の本屋さん。入ったと

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『トラックドライバーにも言わせて』の橋本愛喜さんに会いにいく

『トラックドライバーにも言わせて』の橋本愛喜さんに会いにいく

 いまは対面取材が難しくなっているが、まだコロナが深刻ではなかった日、神奈川県内の小田急線の駅の改札口で待ち合わせた。駅前のチェーン店のカフェに腰を落ち着けると、橋本さんは鞄からノートを取り出し広げた。質問に困らないためのものだという。
 そのノートには、びっしりと文字が埋まっている。「取材をするひとなんだぁ、それも熱心に」が第一印象だった。ノンフィクションライターのひとにもたくさんインタビューし

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