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Memo Diary|幸運は勇者を好む

2021年分最後の振り返りです。

2021/8/3
世の中に何かが起きたとき ひずみは必ず脆弱な人のところに行く

「新型コロナと闘う精神科病院 最前線からの報告」より


2021/8/5
僕らは時々白黒の映像に思いを巡らせる。
しかしそれらが現実には凄まじく鮮明な色を持っていた
という当たり前のことに気付けないままでいるときがある。
自分とは遠く離れたものを心から偲ぶのは難しい。

2021/8/9
朝方、過去にこの国で多くの命が理不尽に奪われたこと、
今も遠くで戦が行われていることを想像して、
布団の中で泣いた。

夏になると戦争について考える機会が増えます。
楽しくて眩しくてわくわくする季節ですが、
私たちにとっての夏はそういうものでもあると思う。

ハンカチを持たないなら
流した涙はそのままで
ここで息ができないなら
海の底へ引っ越そうか
鏡が全部割れたなら
作り笑いはできないし
ここで息ができないなら
火星にでも引っ越そうか

引っ越し/Helsinki Lambda Club より


2021/8/14
「君が良い」と言われることへの
とてつもない嬉しさとそれを上回るほどのプレッシャー。

仕事でも、恋愛でも、何でも。

2021/8/25
私は私の夢を他の誰かに託したくないって気持ちと
信頼する誰かに導いて欲しいって気持ちのシーソーゲーム。

2021/8/30
3.5%の人々が非暴力的な手法で本気で動き出せば社会は大きく変わる

人新世の『資本論』/斎藤幸平より

元は政治学者エリカ・チェノウェスの言葉だったかな。

大統領のように働き、王様のように遊ぶ

大正製薬サモンのCMより


2021/9/3
”考えるきっかけに”はもうたくさん。

映画やドキュメンタリーを観て
”考えるきっかけになりました”
という感想を見かけることが多々あるけれど、
そんなことではもう取り返しのつかない
レベルまで来ている問題が山のようにある。
ちんたら考えてないで今すぐにでも重い腰を上げなければ、
想像以上に速いスピードで想像以上に残酷な形で
現状はいとも簡単に崩壊してしまうんじゃないだろうか。

2021/9/26
何も無い私を良いという君が居ても、
何も無い私を微塵も許せない私が居る。

2021/9/11
外から、わたしがこんな状態だなんて、きっと誰にもわからない。
でもわたしは、有り得ないくらい疲れていて、
泣きたいくらいうんざりしていて、
もう一歩も動けないくらい駄目なのだ。
普通に歩いているように見えるだろうけど。
もし特殊な眼鏡とか何かをすかして見てみれば、
わたしの体には細かくて小さな傷がたくさんついているだろう。
それを癒やすものはなんだろう。
どうすれば手に入るだろう。
みんな、自分の気持ち次第だという。
自分の幸せは自分で決めて、自分のことは自分で決めろと。
言いたいことはわかるけれど、でもどうやって?

川上未映子

2021/9/25
私が記録魔なのは、いろんなものを安心して忘れたいから。
写真も言葉も全て忘れる為に、そして思い出す為に。

2021/9/28
大人になると心が震えるような感動や喜びというのは
自らの行動を持ってしかなかなか味わえないようだ。
私には音楽がそれに欠かせない。

出典が分からないのですが、どなたかがTwitterで呟いていた気がする。

2021/10/4
何かしていないと、前に進んでいないと、
努力する予定が無いと、不安になる。
お前にこのまま生きていくんだぞ?それでいいんだな?
って言われているみたいで、恐ろしい。

2021/10/7
幸運は勇者を好む

ラテン語由来の成語

2021/11/5
私の大切な人たちだけじゃなくて
道端で一度すれ違っただけの名前も知らない人たちも
ひとり残らず幸せでいて欲しいって確かに本気でそう思うのに、
私以外の皆が私より不幸であればいいと
これもまた本気で心の底からそう願ってしまう。
どれだけ寝返りを打っても相反するふたつの気持ちが消えてくれない。

2021/11/13
見た目の美しい人は中身もこんなに美しいものなんだろうか。
それとも彼が特別なんだろうか。

何かの漫画に出てきた言葉だと思うのですが、
どの作品だったか定かではありません…。

2021/11/25
女として見られたいのに、女として求められることが気持ち悪い。

2021/11/26
こういうのを考えて、書いて、
気が狂うのをおさえているのかなぁ。

立川談志「ザ・ノンフィクション」より

2021/11/27
両腕広げて誰かの肩にすぐぶつかる街で
僕らは上手く奇跡のように上手く歩いてきたね

スロービート/渡會将士 より


2021/11/29
それぞれの用途のためだけに作られた道具を愛している

2021/12/13
この頃は友達に手紙ばかりを書いている
ありふれた想い出と言葉ばかりを並べてる
夢見がちな子供たちに笑われても
時々はデパートで孤独な人のふりをして
満ち足りた人々の思い上がりを眺めてる
昼下がりは美術館で考えたり
誰よりも幸せな人
訳もなく悲しみの人
長い坂の絵のフレーム

長い坂の絵のフレーム/井上陽水 より

2021/12/20
負の感情を誰かに対しての言葉ではない言葉で表現できるのが詩の良さ。

2021/12/21
夢は素晴らしいよね とても必要さ
ただそれは この場所を 否定する道具じゃない

Little Changes/中田裕二 より


これにて2021年の振り返りは終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。

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