「UFO手帖」文学フリマに出現
未確認飛行物体、UFOというのはどこか神話的な存在である。この「神話」がキリスト教的か、あるいは他の文化圏にも普遍的に存在するものかは別として。
こんな事が言えるのも「時代」なのかもしれない。
かつてはUFOは間違いなく、ボルトナット的な宇宙船が想像され、おそらく今でもそういう人は多いからである。
UFOに関して、凝り固まった解釈ではない、別の道を常に探し続ける人々による同人誌が「UFO手帖」である。
マイナーな考えか? いやしかし、神話的だったり、お化けのようだったりする未確認飛行物体は、創作の世界にも結構登場する。
「ストライクウィッチーズ」の「ネウロイ」など、超常現象に詳しい人の考えたものではないかと思うのだ。
航空自衛隊の岐阜基地をモデルにした場所を舞台とした「ひそねとまそたん」というアニメ・マンガ作品がある。
UFO神話を構成する要素の1つ「謎の格納庫」の中にあったのが、宇宙船ではなく、自衛隊の航空機に擬態したドラゴンだったという作品である。
UFOは何も宇宙人の乗り物じゃなきゃならない訳じゃない、という事の具現化とも言える。
ホラーではなくファンタジーとしてミステリアスな存在を描いているのが興味深い。
実際、岐阜基地には「8格」のモデルになった建物も存在するようである。
そして以前岐阜基地を訪れた人が、薄暗い倉庫のなかで、カバーを掛けられた巨大な円盤状の物体を目撃したという話もある。
物体には何本ものダクトが接続されていたらしい。日本のライトパターソンか? いや、実際はそうではなかったようなのだが。
いわゆる「否定派」が口にするような、「UFOの正体」も含めて掘り下げるのが、「UFO手帖」である。
2023年11月11日(土)、東京流通センターにて新刊がお披露目となる。
【新刊】UFO手帖8.0「特集:UFO DIG-UP!」/文学フリマ東京37:つ-11|Spファイル友の会
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