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鉄道趣味論

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鉄道をめぐる趣味と、それを発信していく事について雑に考える
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記事一覧

静鉄に再び行ってみた

 今回は静岡鉄道静岡清水線の清水区側の区間で少し撮ってみた。

 桜橋駅は東海道線との並行区間にある。東海道線側の列車も撮影できそうに思える。

 丁度貨物列車が来た。
 この場所、ちびまる子ちゃんの映画「わたしの好きな歌」で、たまの「星を食べる」が流れる場所に似ているように思う。

 駅への入口。
 歩行者と自転車しか通れない。

 当然の事ながら改札は自動化されている。

 駅から歩道側を見た

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静鉄の「味」は分かりにくいかも

 机の上や会議室で考えてしまうと、面白さに気付かないものも存在すると思う。

 例えば「ローカル線」というのは、本来、地域輸送を行う路線の意味であるのに関わらず、「人里を離れた路線の方がいい」、「過疎化が進んだ路線の方がいい」、「古い車輌が残っている方がいい」と考える人がかなりいる。

 だから、以前の鉄道雑誌では、なかなか、静岡鉄道静岡清水線のような路線は記事になりにくかった。

 1時間5本以

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軽便鉄道模型祭2024 その4

 その他

・城東電軌、へっついの試作品

 写真撮ったの、これくらい。

 物販もあまり買わず。
 足尾の人車なんて何に使うのか。

 頸城のディーゼル機。側面をどうにかすれば。

 袋の中身は九十九里丸山のパーツだった。

 終わり

軽便鉄道模型祭2024 その3

・甘味処 南風美

 この風景に似合う津川客車の万能感。

 再び5Fへ。

・ナローな架空鉄道風景

・OOniners

 ホワイトメタル旧車集会。

 ネットで見たことがある、蒸気機関車改造緩急車。

 長いサイドタンク。下回りは意外。

・S&BR

軽便鉄道模型祭2024 その2

・四噸☆倶楽部

 ドコービルと内燃機、多分存在した組み合わせ。

 足尾フォードも神岡のダイムラーも2フィートでした。

 新しい試みが行われていたようだ。

 旭(市川)はかなり小さい。

 進んでいるらしい。

・鉄模研究室

 オート3輪は自作か?

 ここで一旦6Fへ。

・ONMC

 北国にも春は訪れる。

 北国も田植えの季節。

 犬。

軽便鉄道模型祭2024 その1

 今年もなんとか、行くだけ行ってきました。

 とても面白かったです。

 この建物は今回も健在でした。

・クリッターズクラブ

 まずは、何はともあれという感じで。
 もっと色々撮ったつもりだったんだけど。

 マジックナポレオンズを連想させる作品もあった。

 3線式?

 終わり頃に

自分を探す旅

 自分探し、より正確に言えば「自分探し批判」がまた話題になっていた。
 私の解釈だが、「自分探し」とは「しばらく面倒くさい連中と会わない時間が欲しい」の言い換えなので、「自分探し批判」は自ら「面倒くさい連中」であると宣言しているにすぎない。

 だいたいの場合、「自分」はとっくに見つかっているのだ。

 しかし、何かの労働に没頭する事で「自分」が見つかる人もいるので、よく分からない。

 私は、よ

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軽便祭に向けて

 今月終わり、9月29日に軽便鉄道模型祭というイベントが開催される。

 去年はコロナ禍後の再開という事だったけれど、特に模型の完成品は持って行かなかった。
 今年はできれば持って行こうと、重い腰を上げた訳である。

 ネタは足尾のフォード。足尾銅山の自家製で、他にはいなかったが、結構有名である。
 1950年代中頃まで残ったとか聞いたことがある。現在は復元車輌がいる。
 そして今回はOn18仕様

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何か理由つけて宮崎に行きたい

 1979年夏に家族旅行で宮崎に行った事がある。寝台列車でだ。

 この1979年夏というのが、まだ前年からのブルートレインブームの続いていた時期であり、車掌さんにサインを求める子供まで、しかも大勢いたものである。「鉄道好き」にとどまらないブームだった。

 ご多分に漏れずというか、自分も無理を言って片道を寝台列車にしてもらったのである。

 宮崎駅はまだ高架になっていなかった。

 それでまあ、

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ついに出る! 「小林信夫の模型世界」

 以前、小林信夫さんについては書いた事があった。

 ただ、小林信夫さんの記事って、雑誌連載やカタログのおまけみたいなものだったので、「いつでも買える」というものではなかった。

 それがついに書籍で出るのである。機芸出版社から「小林信夫の模型世界」が。

 まだ本自体は出ていないのであるが、目次から類推するに、今回は「まず1冊目」であり、「好評なら続編も」という事なのだろう。そうに決まっている。

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鉄道模型雑誌はどう生き残るか

「RM Models」という鉄道模型雑誌が「実物寄り」になっていると聞いて、見てみると、予想以上に「実物寄り」で実物の紹介記事が多かった。

 確かに実物は模型を作る上で参考になり、特に建物など、製品として出ていない、あるいはディテール追加の余地がある物の場合、欠かせないのは確かであるのだが。

 もともと同誌は「Rail Magazine」という雑誌の鉄道模型記事の部分だけが独立した。という感じ

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「わ、電車だ」が難しい

「バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎」という番組を時々観ている。

 ウォーキングシューズメーカーの提供で、スポンサーとは直接関係なく、歩いていて町中に現れる「酒のカクヤス」等に対する日村の反応が面白い。出会った人に時々バッジを配ったり。

 この間は「王子」の回をやったのだが、これが興味深かった。

 日村は電車好きらしいのだが、その反応は「わ、電車だ電車だ」である。

 こういう感情

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「いなかはいいねえ」はいつ頃からあるのか

 都会の人の「いなかはいいねえ」はいつ頃からあるのか考えてみた。

 NHKのテレビ番組「新日本紀行」は1963年に始まっている。1969年頃には現在の「新日本風土記」「小さな旅」の「いなかの(あるいは昔ながらの)人たちはいいねえ」という路線になっているようである。

 1966年、NHKのテレビドラマ「太陽の丘」が放送される。静岡県の伊豆にある架空のユースホステル(今で言えば民泊に近い?)の親父

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「引き出し」が無ければ「好きにやる」はできない

 何らかの趣味をやっていると、知らず知らずに「引き出し」ができている。
 何でも良い。「今はステンレス製の電車が多いな」とか、「このタイプはJR西日本にしかいないな」とか。
 これは「設定」とか「知識」とか「教養」とかいう堅苦しい物事ではない。

「とりあえず組んでみた鉄道模型のカーブだけど、20m級の車輌が通るのは不自然だな」、「非電化のローカル線がやりたいんだよな」、「現実世界に今ある◯◯線の

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