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アニメ思い出し語り

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主に昭和の頃のアニメに関して思い出した事を書いて行きます。
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アニメ思い出し語り 35 勇者ライディーン

 これもやはり「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」を観ていて思い出した。

♪まぶしいそ〜ら〜を〜
♪かがやくう〜み〜を〜

 この番組で久しぶりに聞いたオープニングテーマでは、大型の飛行機から小型機が分離して飛行していく。
 大型機ブルーガーは全く架空の機体だが、小型機スピットファイターはテールシッターと呼ばれる方式の垂直離着陸機の一形態、コレオプテール(アメリカではコレオプター)として大真面目に

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アニメ思い出し語り 34 ゴワッパー5 ゴーダム

♪合図だ集まれゴワッパー

 というエンディングテーマが特に印象に残っている。女子中学生がリーダーというのもあまり無いような気がする。

 明朗快活な冒険ものというより、成り行きで侵略者(地球空洞から来た生命)から世界を守らなければならなくなった少年少女という印象だった。
 トラウマ回もあった、キャシャーンみたいに色々背負っている設定なら覚悟できてるけど、この作品ではちょっときつかった覚えがある。

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なぜこの時期にこの作品?

(これは私が「なぜこの時期にこの作品? と思った作品」全リストではありません)

 くり返し再放送されていたり、芸人さんがネタの中で使っていたりという作品は、リメイクが作られてもさほど不思議ではない。

 しかし、「いきなりこれが来るか」という作品も存在するのである。

1970年「のらくろ」
 田河水泡による戦前の人気漫画。なぜこの時期に「のらくろ」かと言えば、「明治百年ブーム」以降、戦前の物を

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てっきり高田馬場だと思っていた

 他の人も書いていたが、歳をとると困るのが、「怖い話が苦手」というのがなかなか理解してもらえない事である。特に「UFOが好き」と言っているとなおさらである。どうやら「怖い話」と「UFO」は同じジャンル扱いされがちらしい。

 まあ、どちらも本当に怖いのは、それを利用する人間なのだが(言われそうなツッコミは先に言うパターン)。

 楳図かずおさんが亡くなられたとの事。

 楳図さんと言えば怖いマンガ

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アニメ思い出し語り 33 とんでも戦士ムテキング

 タツノコ作品のバイザーの向こうの素顔は、作品世界の人物には見えない設定らしいと聞いた事がある。

 大抵はここが(ガッチャマンのように)色付きの透明であったが、「ムテキング」では完全に素顔が見えなかった。

 その「とんでも戦士ムテキング」、1980年の作品である。

 この場合の「とんでも」は「作り手の考えるのと別の視点からみて楽しめる」という意味ではない。

 主人公リンはウォークマンとロー

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大山のぶ代さんというと、やっぱりドラえもんであった

 自分の世代だと、石田国松をめぐる、「どちらの主題歌が正しいか」の「ドンガラガッタ論争」(正しくは「ドンガンドンガラガッタ」も「ドンガドンガドンガラガッタ」も両方とも正しい。番組が違うのだ)が繰り広げられた世代でもないし、また、「ザンボット3」は苦手で(ガンダムが苦手な時点でお察しだが、ガンダムよりずっと苦手)、やっぱり大山のぶ代というと、ドラえもんの声なのである。

「ドラえもん」のテレビ放送の

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韓国アカデミー社がメカンダーロボシリーズを

 韓国のプラモデルメーカーのアカデミー社というと、何となく一部日本の古手のプラモデルファンからは、「他で製造されなくなったキットの金型の行き着く先」みたいな印象があるが、これは間違いで、「アカデミーに行き着くキットは、もともとアカデミーの設備で射出成形されていて、金型はアカデミーから動いていない」とも最近聞いた。

 そのアカデミーから、「文房具シリーズ」として、「メカンダーロボ」のシリーズが出る

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俺の触れない「剣と魔法の世界」

 以前、「俺の触れた『剣と魔法の世界』」というのを書いた。

 結局「長靴をはいた猫」と「ポールのミラクル大作戦」ぐらいしか知らないという話である。

 しかし、中世ヨーロッパをモチーフにした作品では、魔法こそ出てこないが「小さなバイキング ビッケ」(1974)を観ている。ビッケのアイディアは魔法みたいに見えた。

 あと、「タイムボカン」で中世ヨーロッパに行った回で、マージョ一味がダイナモンドを

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甚六さんのクルマとは

 昔は、いや、「昭和のある時期までは」と言った方が良いが、自分が自動車免許を持っておらず、子供に免許を取らせて運転手代わりにする。クルマが空いている時は自由に使って良いことにする。

 という親が存在していた。少しステイタスが上の層である。

 アニメ「サザエさん」の伊佐坂先生の息子の甚六さんがクルマを持っている。洗車したりしている。というのは(暗黙のうちに)この例だと意識できるが、そういう世代も

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アニメ思い出し語り 32 一休さん

 実在の人物をモデルにしたフィクションであり、登場人物の設定がとても上手いと感じた作品だった。

 もちろん、蜷川新右衛門は一休より年下で、仕えていた将軍も違うとか、そもそも室町幕府に寺社奉行はいないとか、金閣(北山山荘)にいた頃の足利義満は将軍ではないとか、突っ込み所は非常に多いが、それは水戸黄門なども同じ事である。

 このアニメの中の一休さんは後小松天皇の子供だったという説を採用している。初

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プロゴルファー猿、番外編の勝負

 この間、鳥山明の話を書いていて思い出したのが、ロートこどもソフトという目薬である。これはアラレちゃんやドラゴンボールシリーズのものが出ていたが、パーマンもあったらしい。パーマンは意外だ。というのは競合メーカーのジュニアサンテが藤子キャラで出していたからである。ドラえもんが有名だ。

 ドラえもん以外に知られているジュニアサンテが忍者ハットリくんとプロゴルファー猿である。プロゴルファー猿ってすごい

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アニメ思い出し語り 31 Dr.スランプアラレちゃん

 ポップな電子音、軽快なイントロ、マンガ的な「走っている人」の表現、続いて女の子、羽の生えた小さな子、そして男性が現れ、タイトルが映し出される。

♪ きったぞ〜きたぞ ア〜ラレちゃん〜

 水森亜土タンの歌うこのオープニング曲「ワイワイワールド」は、自分にとっては何よりも1980年代はじめを象徴する曲なのである。
 なお、タイトルのDr.スランプとはここに映る男性、千兵衛さんの事なのである。本当

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なかなか観られなかったアニメ

 観たいアニメを全部観せてもらえるとは限らない。観られない作品もあった。そんなアニメを挙げてみたい。
 しかしこれは「興味があったけど観ることが少なかった全アニメ」ではない。大体忘れているのだ。

 ロボットアニメというとマジンガーZ(1972)が大ヒット、後に続いた作品が多かった。鋼鉄ジーグ(1975)のおもちゃは磁石の力で合体する、砂場で遊んじゃダメなやつだった。
 そしてその次回作がマグネロ

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アニメ思い出し語り 30 いなかっぺ大将

 芸人さんがテレビでアニメのネタを振る、あるいは振られるというのは今でもあるようで、「ドラゴンボール」はまあともかく、「タッチ」辺りになると若い芸人さんは厳しいんじゃないだろうか。やっぱりあらかじめ検索しておくんだろうか。倍速視聴ってそんな時の為にあるんだろうか。「死んでるみたいだろ、生きてるんだぜ」だけ知っておけばいいか。そんな事まで考えたりする。

 アニメネタがテレビで、割と元ネタを踏まえた

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