プラスチックと一年向き合って、実践してきたこと
2021年、あるきっかけで私はプラスチック問題を認識し、早急に対策をしなければいけないと心から思いました。
そしてこの一年、極力プラスチックに頼らない生活を実践してきました。
2021年を振り返り、「プラスチックと一年向き合って実践してきたこと」をシェアしたいと思います。ぜひ興味のある方はご覧ください。
①ペットボトルの消費ゼロ
2021年、最も実現できたプラスチックフリーは、ペットボトルの消費ゼロです。これは私生活がリモートワークになり、おうち時間が増えたことで実現できたとも感じています。実現にあたって工夫したことは以下のようなことです。
・外出時にはマイボトル・マイタンブラーを持参する
・給水器や給水スポットを利用する
・ペットボトル以外の飲み物を購入する
職場によっては、給水機を設置しているとこともあるため、そのような設備がある場合は利用するといいかもしれません。
どうしても飲み物を買わないといけない時は、ペットボトル以外の飲料を購入しました。ちなみに昨年、飲料で一番購入したのはキュートレモン。ビタミンCが入っているため、風邪対策という気持ちで購入していました。
けれども、これからの時期は暑い日が続くので、全てを持参した飲料で賄うのが難しいという人もいるでしょう。
その場合は、以下のような給水スポットを利用するのがおすすめです。
給水スポットは加盟店が増えていき、利用者が増えることで、需要が高まる取り組みでしょう。給水スポットが普及することで、マイボトル生活を実現できる人が増えるきっかけになればと思います。
②食品用ラップを使わずに生活
昨年から、極力ラップの使用量を制限することで、ほとんど食品用ラップを購入&使用しない生活ができています。食生活は毎日のことなので、その時々によってまちまちですが、以下のようなことを実践しています。
・シリコンラップ・ミツロウラップを使う
・作り置きはタッパーなどの保存容器を多用する
・食事は食べきる量だけ作る
持続したポイントは、1,作り置きなどは保存容器に収納することを心がけること、2,常備菜以外は食べきる量を意識して料理すること、そしてこれは特殊なのですが3,電子レンジを使わなくなったこと。
以上の3つでラップなし生活が実現できているように感じます。
③水回りのプラスチックフリー
最後は「水回りのプラスチックフリー」です。具体的には以下のことを実践しています。
・固形シャンプーを使う
・生分解性のあるスポンジ・布巾を使う
・合成繊維が漏れない洗濯ネットを使用する
・ポリエステルの服を使わない・買わない
プラスチックは、身の回りにあるものだけでなく、マイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック片の総称)という目に見えないものが存在します。
マイクロプラスチックが発生してしまう主な原因は、もともと小さいプラスチック製品として作られたものが排水溝や下水道から流出してしまった場合や、プラスチックゴミが長年野外に放置されたことによって劣化し、粉砕することで発生してしまった場合などです。(これらは一次プラスチックと二次プラスチックと定義されます。)
また排水溝から流出したものの中には、ポリエステルなどの合成繊維を洗濯することで、合成繊維の糸くずなどがマイクロプラスチックとして海に流出してしまってる場合もあります。
そして、それらが海水に流れてしまうことで、プランクトンや小さな魚がそれを食べ、食物連鎖で回り回って多くの生物や人もプラスチックを知らず知らずのうちに食べてしまっている可能性があり、健康被害が懸念されているのです。
参考
【専門家の解説】マイクロプラスチック汚染、海や環境、健康影響についてわかってきたこととは?
洗濯時にマイクロプラスチック放出を防ぐ、6つの方法。
この一年、プラスチックに向き合って感じていること。それはプラスチックは水との相性が悪いかもしれないということです。
プラスチックは軽量で耐久性があり、性質によっては速乾性や撥水性もある便利な上にコスパが良い優れものです。けれども、外的ダメージによる劣化でマイクロプラスチックになってしまっていたり、最終的に生分解性がなかったりと、水に強い特性がありながら、海水のような大量の水に飲まれてしまうと、とても厄介な存在になってしまうのではないか。と感じている最近です。(※あくまで主観です。)
そのため、水回りにはマイクロファイバー、スポンジなどのプラスチック材質のものを排除し、プラスチックがない環境をこれからも整えていきたいと思っています。
プラスチック問題と向き合うために、大切なこと
最後に、プラスチック問題と向き合い、プラスチックフリーを実践していく上で大切だと感じたことを3つシェアします。
プラスチックの特性を知る
シビアになりすぎない
小さなことでもいいので実践してみる
プラスチックの特性を知る
プラスチック問題を知る前まではプラスチックという素材そのものが身近であるにも関わらず無関心の状態でした。
プラスチックに注目し、特性(メリット、デメリットなど)を知ることで「より良い使い方」を模索できたと感じています。
シビアになりすぎない
プラスチック問題はすでに深刻な状況が過多あります。
実践し始めた頃は、完璧さを求めすぎてしまい、ありとあらゆることが目に余り、ネガティブな気持ちが増してしまっていました。
その後、「プラスチックが完全悪」だと決めつけず、上手に向き合う方法を考えたことで、達成できたことも増え、ネガティブな気持ちも減ってきたと感じています。
そのため、プラスチックに向き合う上で深刻になりすぎず、対策を模索し続けることが大事だと思いました。
小さなことでもいいので実践してみる
完全なプラスチックフリーが実現できないとしても、自分ができる範囲の小さなことから実践してきました。
習慣化することで実現できることもたくさんあるので、一つできたら次のステップというように小さな目標を達成することで、今後もだんだんとできることを増やせていけたらと思います。
以上、「プラスチックに一年向き合って、実践してきたこと」についてシェアしました。プラスチック問題は今に始まったことではなく、これからも長期的に向き合う課題となるでしょう。
けれども、小さな取り組みでもより良い未来へ進んでいくことができるよう願っています。これからも実践を続けて行き、気づくことがあれば、また何かの形でシェアできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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