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漫画は「わかった気」にさせるツール!

今朝はビジネスで「漫画」を使うコツを1つ、書いてみます。

今日の主人公は「あなた」。見込客に我が社の「商品のよさ」を伝えるようにと上司から指示が出ました。『簡単な仕事じゃん。まったく問題なし! 楽勝!』 あなたはそう思い、「商品のよさ」を箇条書きしたパンフレットをつくりました。長々文章を書くより、ポイントを絞って伝えたほうが理解しやすいからです。
ところが見込客の反応はいまいち。それどころかパンフレットを読みさえしてくれません。どうすればいいの?

これと同じことが多くの会社で起きています。このnoteを読んでくださる方は「それなら漫画を使うといいよって展開だろ?」と予想していると思いますが、実は違います(笑)。パンフレットで最も大事なのは「キャッチコピー」。むしろキャッチコピーしか読まれないと言っても過言ではありません。
たとえばティファールの瞬間湯沸かし器。機能を一瞬で伝えたければ「朝、あと3分ほしい!」くらいしか見込客は読んでくれません。キャッチコピーの下の箇条書きの文章までお客さんの目線は到達しないんです。

そもそも、瞬間湯沸かし器の機能や便利さを見込客に理解させる必要はないんです。その商品が欲しい理由を「意識化」させればいいんです。
ここでようやく漫画について書きますね。ビジネスで使われている多くの漫画で惜しい使い方をしているのが「細かな説明」を漫画でしてしまっていること。
漫画はキャッチコピー並に読ませる力があります。ですが、キャッチコピーと同じで「商品の必要性に気づかせる」だけで十分なんです。

パンフレットのキャッチコピーも漫画も見込客や伝えたい人が「わかった気になる」程度で十分なんです。こちらが望むほどわかってもらう必要はないし、そもそもそれは無理だと思うところからスタートしたほうがいい。

漫画で商品のよさ・便利さを伝えたいとき、「中身(商品のスペックとかつい伝えたくなりますよね?)」ではなく、「外側の変化」=つまりお客さんがプラス方向にどう変わるかを表現したほうがよいんです。

お客さんにとっては「わかった気になる」が十分なゴールなのですが、キャッチコピーだけでは限界があります。文字数が限られてしまうから。そこで漫画が活きるのです。漫画はお客さんが前のめりで読んでくれる魔法のコミュケケーションツールです。かといってスペックを伝えてはダメ。お客さんがどう得をするか、便利になるかを伝えるのです。それで十分、商品がわかった気になって注文を出してくださいます。

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