見出し画像

Webライターはいくら稼げる?収入事情と収益アップを解説してみた!

Webライターはいくら稼ぐことができるのか。Webライターとして活動をしていこうと思っているなら知っておきたい、いや、知っておくべきことですよね。

Webライターの収入は人によってピンキリです。スキルと実績に応じて報酬額が変わるため、長くWebライターとして活動しているからといって報酬が上がるわけではありません。毎月安定して5万円を稼ぐライターもいれば、単月で100万円以上を稼ぐライターもいます。

一口に「Webライター」と言っても、案件の種類は多岐に渡ります。

たとえば、

・商品やサービスを売るための宣伝を目的とした文章
・採用目的で人を集めるための文章
・再生回数を稼ぐ動画のためのシナリオ

など、記事を書く目的も案件によってバラバラです。請け負う業務範囲も異なるため、人によって差があるのは当然です。

今回は、Webライターの収入について、報酬体系や案件の内容など実態を解説します。自分がどのくらいの立ち位置にいるのか、今後もっと収入を増やすためには何をすれば良いのかがわかり、迷いなく成功への道を進んでいけるでしょう。


Webライターの収入実態

まずは、Webライターが実際にどれくらい稼げる職業なのかをデータから読み取ります。転職サイト「マイナビ転職」が作成した「2024年版 職種別 モデル年収平均ランキング」から、ライターに関連する職種をピックアップしてみました。

なんと、記者・ライターのモデル年収は322職種の中で11位!このデータは大手企業で正社員として働いた場合の年収が主なので、フリーランスのWebライターよりも高めのモデル年収になっていると考えられます。しかし、ライターという職種自体は高収入が見込める職種だと言えるのではないでしょうか。

自由な働き方が魅力のフリーランスのデータも見てみましょう。次の表は、フリーランス協会が出している「フリーランス白書2019」による「文筆系(ライター、イラストレーター、編集者、翻訳、通訳)」の年収分布です。

文筆業に関わるフリーランスの平均年収は、約400万円。月収にすると約33万円ほどです。年収200万円未満の人が最も多いですが、全体の2割弱は年収600万円以上。年収1,000万円以上稼ぐ人も存在します。

仕事を獲得できるなら、駆け出しライターでも月に20万円を稼ぐのは難しくありません。

さらに「フリーランス白書2023」によると、Webライターの多くが従事していると思われる「出版・メディア系」の職種では約4割の人が年収400万円以上と答えています。

フリーランスのWebライターでも、着実に実績とスキルを積んでいけば年収400〜600万円は現実的に目指せるでしょう。

Webライターの4つの報酬体系

さまざまな案件があり報酬の仕組みも異なるWebライターの仕事は、大きく4つの報酬体系に分けられます。それぞれの特徴をまとめました。

①文字単価

1文字あたりの金額で報酬が決められています。クラウドソーシングサイトなどで初心者が挑戦する時は文字単価の案件が多く、Webライターにとって最も馴染みのある報酬体系です。

文字単価によってWebライターのレベルが決まるわけではありませんが、一般的には次のような認識と考えてよいでしょう。

文字単価1円未満:初心者(基本的な記事作成スキル)
文字単価1円~5円:中級者(SEOや専門的な知識)
文字単価5円以上:上級者(セールスライティングや難関資格などの専門性)

同じ分量を書いていても、文字単価によって収入に大きな差が生じます。たとえば5,000文字の記事を書いた場合で考えてみましょう。

・文字単価0.5円:報酬金額 2,500円
・文字単価1円:報酬金額 5,000円
・文字単価5円:報酬金額 25,000円

文字単価が高くなれば求められる質も高くなるため、記事作成にかかる時間が同じとは限りません。しかし、文字単価が10倍だからといって、かかる時間が10倍になるわけでもないです。効率よく収入アップを狙うなら、知識やスキルを身に付けて文字単価を上げることが必須です。

文字単価1円のとき、1時間に1,000文字書く人が月に150時間(毎日5時間)執筆すると、稼ぎは15万円です。文字単価が上がれば、月に30万円、50万円と収入が上がっていきます。

②記事単価

1記事あたりの金額で報酬が決められています。案件を請け負った時点で報酬金額が決まるので、収入の予測が立てやすいのが特徴。案件によって文字数の目安はありますが、文字数によって評価されないので、より質の高い記事が求められます。

記事単価の場合、報酬の相場は執筆する記事の内容によって変わります。

・モニターやアンケート記事・・・数百円
・SNSの投稿記事・・・300円~2,000円
・SEO記事・・・3,000円~3万円
・インタビュー記事・・・1万円~5万円
・専門的な記事・・・1万円~10万円

記事単価は、文字単価に比べてクラウドソーシングサイトでの案件数は少なめです。ただし、モニターやアンケート記事は「タスク」案件として募集されていることが多く、初心者ライターが実績作りをするのには向いているでしょう。

文字単価同様、報酬の高い案件を獲得するにはライティングスキルや専門性を身に付ける必要があります。

③時給

一般的なアルバイトやパートタイムの仕事のように、Webライターにも時給で報酬が決まる働き方があります。月の労働時間を最初に決めることが多く、安定した収入を得やすいのが特徴。時給でのWebライター案件は、求人サイトで探すと見つけやすいです。

報酬の相場は、以下の通り。

・リライト、Webメディアライター:1,000円~3,000円
・コンテンツリサーチ:1,500円~3,000円
・ディレクションや編集サポート:2,000円~5,000円

担う責任が大きくなったり、関わる人の数が多くなったりと、仕事の難易度が高くなるほど時給は上がります。

④成果報酬

報酬は固定の金額ではなく、成果に応じた割合で決まります。より大きな成果を出せば自分に入ってくる金額が増えるため、高いモチベーションが保てる報酬体系です。しかし、成果を出せないと報酬が得られないので、リスクも高いと言えるでしょう。

報酬は案件によってバラつきが大きいですが、一例をまとめます。

・アフィリエイト記事執筆:記事経由の商品購入1件につき500円~数千円
・ランキング連動:記事の検索順位に応じて報酬が変動。1位達成で5万円など
・会員登録数連動:記事経由の会員登録数1件あたり300円~数千円
・売上連動:記事経由で発生した売り上げの10%など

成果報酬の仕組みは、案件によってかなり大きな報酬を得ることも可能です。月に80万円以上の報酬を得たいなら、入魂の1記事で高い報酬を狙っていきましょう。

Webライターのリアルな収入大公開(ものかき大学調べ)

Webライターの収入の目安と4つの報酬体系がわかったところで、気になるリアルな収入を見ていきましょう。ものかき大学で学んだ生徒たちにアンケートを採って調査した一部を大公開します。

①ライター未経験からスタートしたAさん
・X運用代行で1万円、3万円、4万円、10万円の案件を受注
・アフィリエイトで月60万円以上
・有料noteを販売し、月10万円突破

②ライター未経験からスタートしたBさん
・Kindle出版し、初月6,025円の印税収入

③ライター未経験からスタートしたCさん
・最高文字単価で1文字5円の案件を獲得

④ライター未経験からスタートしたDさん
・1記事1万円の案件を獲得
・月5~8万円を安定的に受注

⑤ライター収入ゼロだったEさん
・Kindle出版し、月3万円の印税収入

⑥ライター収入ゼロ(執筆経験はあり)だったFさん
・副業で月15~17万円

⑦1記事500円の副業雑記ライターだったGさん
・会社員時代の給料を超え、個人事業主として独立

⑧文字単価0.2円~0.4円、月に4万円の収入だったHさん
・育児をしながら月に25万円を達成
・記事編集業やディレクター職へと仕事内容が変化

記事の執筆では、文字単価や記事単価で報酬を得ているライターが多くいました。SNSの運用代行では、月〇〇万円など固定報酬を得ている人も。クライアントワークとは別に、有料note販売、アフィリエイト、Kindle出版など一度コンテンツを作ってしまえば継続して収入が入ってくる仕組みを作っている人も姿も見受けられます。

また、高い収入を得ている人ほど一つの収入源に頼るのではなく、複数の収入源を持っている傾向があります。SNS運用代行やディレクターなど、ライティングスキルに別の強みやスキルをかけ合わせて収入を伸ばしていることも分かりました。

単価アップの決め手は専門性

4つの報酬体系の解説やリアルな収入からも読み取れるように、Webライターの報酬を高くするにはスキルや専門性が必須です。どんな報酬体系であっても、高単価なものは質が高く難易度の高い記事を求められるからです。

特に、専門性を持つと単価アップの他にも次のようなメリットがあります。

・他のライターとの差別化ができる
・案件の獲得がしやすくなる
・単価交渉がしやすくなり、自分の理想の報酬を得られる

これらのメリットが得られるのは、専門性を持つWebライターは希少性が高いから。代わりのライターが他にいないため、クライアントから選ばれ大事にされるし、自分に有利な条件で働けるのです。

ものかき大学の生徒にも、専門性を生かして活躍している数多くのライターがいます。その一例を挙げてみましょう。

・薬剤師と薬機法管理者の資格を生かした「薬機法に特化したライター」
・大好きな美容ジャンルで活躍するために薬機法を学んだ「美容セールスライター」
・障害児の子どもを育てる経験と、イラストスキルをかけ合わせた「発達障害専門ライター、コラムニスト」
・noteを猛勉強して達成した成果を武器にする「note運用代行兼SNSライティング講師」

独自の専門性を打ち出したことで依頼や報酬が増え、中には月収100万円を超える人もいます。

今までにあなたが身に付けてきたスキル、発揮してきた能力、もともと持っている特性をもう一度整理して、あなたの専門性を可視化しましょう。

専門性を見つける詳しい方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

Webライターとして特化する専門分野を見つけられたら、しっかりアピールして仕事獲得につなげていってください。

・専門分野の資格を取得する
・業界歴や保有資格をプロフィールに盛り込む
・専門分野に特化した発信を行う
・専門性を生かしたコンテンツを作る(電子書籍など)

「〇〇に詳しいライター」と認知してもらうことで仕事が舞い込み、単価アップが叶っていきます。

スキルや専門性を磨いて高収入ライターを目指そう

Webライターは、しっかりと取り組めば高収入を目指せる職業です。そのためには、どんな報酬体系の案件であっても「スキル」や「専門性」が必要。なんとなく目の前の案件をこなしているだけでは、ステップアップは望めないか、できたとしても長い時間がかかります。

目標の年収を定め、あなたの強みを生かして挑戦を続けていけば、目標を達成できるはずです。少しずつでも着実にスキルや専門性を磨いて、収益を上げていきましょう。

追伸:

少しでも早く目標年収を達成したい方へ

自分の強みや専門性を見つけてライティング技術を磨く3カ月のライティングスクール「ものかき大学」がおすすめです。「電子書籍×SNS×コピーライティング」に特化しているので、専門分野を生かしたコンテンツ作りで仕事を獲得するまでの道を最短で進んでいけます。

講座の魅力をぎゅっと詰め込んだ無料体験会を試してみませんか?

ライティングスキルを高めて、テストライティングを受けなくても仕事を依頼されるライターになれる講座と評判です。

▼無料体験会の内容を見る

ものかき大学参加者の声もぞくぞくと届いています。大きく変化を遂げた姿は、未来のあなたかも!

▼参加者の声

▼ものかき大学をもっと知る


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?