見出し画像

#074 帯に心を射抜かれた 『ウィンチェスター・イン・アップル・ブロッサム・タイム』

#ブロッサム・ディアリー は、かわいい声をしたジャズ・ヴォーカリスト&ピアニストです。かわいすぎるので、硬派なジャズファンからは、「あんなもの」と嫌われてたりするかわいそうな人です。

僕も、そんなに熱心なリスナーではありませんでしたが、ふとCDショップで見つけた、このアルバムにつけられた「帯」の文章が本当に素晴らしくて、あぁ、資生堂・・・じゃなくて、買おう、と即決してしまいました。

『Winchester in Apple Blossom Time』は、ぼくが大学生の頃、子守唄がわりに、毎晩のように聴いていたアルバムで、大好きなアルバムです。ピアノと歌だけ。しんとして、りんとしている。ブロッサムの中で間違いなく、一番好きです。…確か、当時(25年前かな)渋谷のすみやさんで、ひっそりとカット盤で売られていました。誰も手を触れぬ、ボロボロの『Winchester inApple Blossom Time』。けれど、ぼくには輝いて見えました。その頃は、友達と部屋で話すときは、いつもBGM代わりに流してました。けれど、あまりにも音楽が素晴らしいので、聴き入ってしまい、会話はいつも止まってしまいました。「Touch The Hand Of Love」という曲がとにかく好きで、何度も聴いていたな。何度聴いても、飽きない。魔法のようなアルバムです。再発、うれしい。よかったです。  (鈴木惣一朗/ワールドスタンダード)

僕が付け加えられそうなことはなにもなさそうです。こういう紹介文が自分でも書けたらなと思います。今でも僕の愛聴盤です。

輸入盤も出てます。もちろん帯はつかないですが。

#日記 #コラム #スキしてみて #音楽 #音楽レビュー #ジャズ #jazz #名盤 #名盤紹介 #blossom_dearie 

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集