8歳のボクが考えた不思議な話【底抜け袋】
あるところに、遊んでばかりで何も努力をしない男の人がいた。
生活が苦しくて、家族はいつも苦労していた。
その男の人は、あまりお金がなかったから、贅沢できる大金が欲しいと思っていた。
そして、ウワサで聞いたことのある、願いを叶えてくれるという底抜け袋のことを思い出していた。
ある日、楽してお金が手に入る方法はないかと考えながら歩いていたら、道端に袋が落ちていた。
その袋は、底が抜けていて、底抜け袋に似ていた。
男の人は、「底抜け袋かも!」と走り寄って手に取った。
期待しながら試しに、袋に腕を通して願いごとをしてみた。
「大金が欲しい!」と願った瞬間に、目の前に袋に入った大金が現れた。
男の人は、「やったー!落ちていた袋は、本物の底抜け袋だった!」と大喜びした。
家に帰って、家族に底抜け袋の話をしたら、家族も大喜びで贅沢をして楽しくすごした。
でも、贅沢をしすぎて、あっという間にほとんどのお金を使ってしまった。
その後、お金がなくなるのと同時に、男の人を残して家族は消えてしまった。
あなただったら、底抜け袋を使う?
使わない?
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