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【摂食障害】きっかけは些細な願望~拒食編①~
9月17日
今日は仕事が残業、予約していたヨガをキャンセル。
家でYouTubeをひらくと
『増えている若者の摂食障害』というタイトルが目に入りました。
大学生の女性がインタビューを受け、辛さを語っている。
「ああ、そうだ。私も同じだった・・・」と記憶が蘇ってきました。
始まりは、高校生の頃。
わたしは、親元を離れて寮生活をしていました。
朝食と夕食が用意されており、年頃の女の子にとってはかなりのボリュームがありました。
そして、絶対に残してはいけないという暗黙のルールがありました。
(ただ、とても美味しかったのでみんな喜んで食べていました)
わたしもモリモリ残さずに食べていました。
スポーツもしていたし、食べることが大好きだったので、ダイエットや便秘とは無縁の大の健康体でした。
高校一年生の終わり頃、
なんとなく体重計に乗ってみたんです。
(これが全ての始まりでした)
自分の体重に衝撃を受けました。
そもそもわたしは自分の体重が何キロなのか気にした事がなかったのに、
“58キロ“という数字にはびっくりしてしまいました。
確かに、入学時の写真と見比べると、全体的にふっくらしていました。
「どうしよう・・・」という焦りがドバッとやってきたと同時に
「絶対に痩せてやる!!!」とスイッチが入りました。
そして、その日から「もう絶対に、お菓子は食べない」と決めました。
こうと決めたらとことんやり抜くという、強い意志の持ち主だったので、
ここからわたしの終わらないダイエットが始まりました。
寮のごはんをどうやって対処しようかが最大の課題でした。
「申し訳ないなあ」と感じながらも、寮母さんにバレないように他の子に食べてもらいました。(見つかるとすごく嫌な顔をされる)
ちなみに、昼食はスープと大量のサラダだけ。
ハードな運動部だったこともあり、面白いようにみるみる体重が減りました。
毎日減っていたような感覚です。
体重計に乗るのが楽しみで仕方なく、一日に何回も測っていました。
少しずつ、偏った考えや感覚が芽生えていったんでしょう。
「空腹感が快楽」
いつもお腹が鳴っており、空腹感を感じていましたが、間食は許さない。
お米は茶碗にほんの少し、肉や魚は太ると思っていたのでほとんど食べず、野菜や海藻などヘルシーそうなものだけを異常な量食べて、お腹を満たす。
ものすごく偏った食事をしていました。
結局、寮母さんにもバレてしまい、関係も悪化。
色々とややこしい問題にも発展してしまいました。
でも、それ以上に賞賛の声が嬉しくて、誇らしくて
周りの友達から
「どうやったらそんなに痩せれるの?」
「〇〇(わたし)めっちゃ細くなったやん!いいなあ〜」と言われ
優越感(=自分はすごい)がどんどん強くなっていきました。
私は、人を見た目で判断することもなかったし、自分が他人にどうみられるかなんて全然気にするタイプではなかったのに、徐々に
「見た目が全て」
という価値観が強く刻まれていったように感じます。
長くなりましたので、続きは別の機会に書きます。
同じように苦しむ方に少しでも寄り添えますように。