見出し画像

美しくバズる技術を読んだ感想

タイトルに惹かれて買った本です。
この本にはきっとnoteやXでフォロワーを増やしたりウケる投稿をするコツが載っているんだろうなあと気楽に考えていました。

ところがとんでもなくガチでWebマーケティングについて語っている本でした。

作者の方は10万人フォロワーの方や20万チャンネル登録の方などを生み出したという実績があります。

この本はバズるだけなら中高生でも出来るし、バズっているコンテンツを置き換えてやれば簡単にバズるとも書いています。

しかしただバズるだけでは意味がないと。

コンセプト設計

ではどうバズらせるのか。
まず誰に何を届けるかが重要になります。

そこでまず誰に、を詳しく決めるように書いてありました。
いわゆるペルソナですね。

どれくらい詳しく決めるかというと…

1. ピンポイントの年齢
2. 性別
3. 職業
4. 年収・貯金
5. 結婚の有無
6. 子供の有無
7.恋人の有無
8. 性格
9. 趣味
10.生い立ち
11. 将来の目標
12. 現在抱えている人生の悩み、課題を100個

えぇ、と思いました。特に悩み、課題を100個書くのが難しい。

お金の悩み、仕事の悩み、人間関係の悩み、健康の悩み、恋愛の悩み、美容の悩み、夫婦の悩み、趣味の悩み、友人関係の悩みから10〜15個ずつリストアップすればいい、とありましたが…

しかしこの作業がとても重要だそうです。
そうすると一見関係のないことでもビジネスに繋がることがある、と具体例付きで書いてありました。

また、需要がないことを需要があると思い込んでいる人が非常に多いとか。

私もアプリ紹介をしていますが、果たして需要は…9
このような需要チェックはYouTubeのそのジャンルの再生数が多い動画を見て確認するといいそうです。
需要がない場合はコンセプトを再設計する必要があります。

プラットフォーム選び

意外にもXは第一候補から外れるそうです。
まず0フォローから始まりますが、人がそのツイートを見て、人が拡散するから難しいのだとか。
最近はどうか分かりませんが…

ただ、YouTubeはAIがおすすめとして紹介してくれるため、参入するのにオススメだそうです。

YouTubeでバズる手段は釣りに喩えられており、上手く釣ることが大事とありました。

(1)何の魚を釣るか?=ペルソナ
(2)釣りたい魚はどこだとよく釣れるのか?=ペルソナは普段何のコンテンツを見ているか?
(3)その魚が好きな餌は何か?=どんなサムネイル・タイトルだと食い付くか?
(4)その魚を釣るのに耐えられる釣竿は何か?=長く視聴してもらうための動画内容と編集

そして、競合が激しかったら、まず釣りが上手い人を参考にする。
そして力を付けるのが手段1。競合がやっていないことをするのが手段2。

手段2は、工夫が必要ですが釣りが上手い人がやっていない=カバーしていない範囲を探るのが良いかと。

Youtube Shorts攻略

Youtube Shortsは長い動画より見てもらえる機会が多く、バズりやすいそうです。

そこで見てもらうには2〜7秒を工夫する必要があります。
最初の2秒ですぐに見ないというのは多くの人がしていることだと思います。
どうすれば見てもらえるかというと、たとえば一般論の否定から始まる、見ないと損する、など。

そして7秒まで見てもらえたら、情報を濃縮出来るだけ濃縮して最後まで見てもらう。

滞在時間が長く、リピート率が高い動画ほどアルゴリズムで紹介されるので、2秒目でインパクトを与え、7秒目でこの動画は見る価値があると思わせ、60秒まで満足させる必要があります。

TikTokも基本は同じなので、同時投稿がオススメだそうです。

Xは、Twitterだった頃の情報ですが画像や動画を貼るとアルゴリズムで表示されやすくなるそうです。

まとめ

非常に勉強になる本でした。
著者にコーチングして欲しいと心から思います。

冒頭で述べた通り、フォロワーやインプレッションが増える方法だと思いきやWebマーケティングの本でしたが、役に立つ情報が多かったです。

たとえば私の場合シナリオを書くサービスを売ってるので、それに上手く当てはめて宣伝していこうと思いました。

Youtube Shortsでバズらせる、というのも戦略的で、私もずんだもんの動画でやってみようかな、と。

後半ではバズった後のことまで書いてあり、とことん実践的な本でした。

いいなと思ったら応援しよう!