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年末年始はぬくぬく読書。
本を読む。
最近ハマっていることだ。
ふだん本を読むスピードは2ヶ月に1冊だった。
亀よりも遅いスロー読書タイプの人間である。
読む時間よりも、YouTubeを見る時間を優先する結果がこれだ。
本を90冊も買った
2023年12月。もう今年も残すとこ4日かしかないが、この1ヶ月で買った本は90冊。いや、厳密にいうと99冊。異常である。古本、新刊、文芸誌あわせてだ。わざわざ新しく本棚を組み立てた。なんならあと1冊買い足してキリの良い数字にしたまで考えている。
中学の時に携帯恋愛小説が流行り、毎日授業中も読み漁っていた頃もあった。が、ここ数年社会人になってからはミニマリスト的思考で、本の所持は5冊まで。読んだらすぐ売る。今必要な本だけを所持する。と決めてやってきた。小説も読まなくなりほとんど実用書・ビジネス書ばかり。
しかし小説にハマり、「今日は2冊だけ」「5冊だけ」「今日は思い切って10冊買っちゃおう」と日々、昼休憩、仕事帰り、休日に本屋に足を運んでいたら本棚は5冊が90冊になったのだ。
なぜか本は所有欲が強くなる。買っただけでは知識がつかないのに。
今月は図書館でもあわせて10冊も借りた。今どきネットで本を予約できることを知り、さっそく新刊を予約。すぐに手元に届いて読む。ちなみに凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」は予約数まさかの300件を超えていたので断念して購入した。北陸のこんな田舎でもこの数だ。
装丁が好き
読書は、図書館で借りた本を優先して読んでいるので、購入して得た積読は増え続けるばかり。それも良き。本好きは所持しているだけで楽しいのだ。本棚に並んでいる本の装丁を毎日眺める。
本の何が好きってそう、中身もそうだが装丁だ。
いわゆるジャケ買いもする。”特装版”とやらも、いつか欲しくてうずうずしている。
装丁だけに及ばず、あの新刊の印刷したてほやほやの香り、古本の誰かの家の香り、古くなって周りが焼けた茶色の紙。すべてが愛おしい。
好みのジャンル
ジャンルは太宰治のような暗い話よりも、ハッピーエンドのコメディ、ファンタジー、恋愛モノが好みだ。
だから自然と本の表紙は明るい色やコミカルなデザインのものを選びがちである。
アニメも好きで「薬屋のひとりごと」とか原作を読んでみたい気持ちはあるものの、あの冊数を揃えて読むのはなかなかハードルが高かった。ライトノベルもいつか読んでみよう。
本を読むおもしろさ
最初は本を読んで、ただ頭が良くなりたいだけだった。
だが、読みながら単語を調べて学びながら読んでいくうちに、小説の楽しさを知った。
実写化、アニメ化されたモノとは違う、小説の魅力。それは芦田愛菜も話していた、人物像や背景、その情景をすべて自分の想像で作ることができることが一番の楽しさだ。
小説に出てくる登場人物は性格と行動が一貫していて、「こういうタイプの人間あの会社の上司に似ているな」とか勝手に想像して楽しんでいる。
なんなら自分に似た性格の登場人物が出ると、自分のことを客観視しているようでなんだかおもしろい。
本をアプリで管理
なぜ90冊とわかるのか。それは実際に本棚に並んでいる本を1から数えたわけではないし、私は冊数を数えてにやにやするコレクタータイプでもない。
ブクログというアプリだ。
買ってきた本をバーコード、あるいはタイトルで検索し、「積読」「読み終わった」「今読んでいる」「読みたい」のいずれかに登録する。
本をこんなに簡単に管理できるなんて、と思って楽しくなったのも本を買いすぎた原因のひとつである。
知らない本に出会ったらバーコードで読んであらすじを読む。そして他のレビューをみる。ネタバレレビューには見えにくくなるようになっているのでありがたい。
さいごに
先ほど暗めの話が苦手と書いたが、青柳碧人さんの赤ずきんシリーズのような明るいミステリーは楽しく読めた。
でも人間のドロドロを描いた作品や、シリアスなジャンルもいずれ挑戦しようと思う。
そろそろ年末年始。1週間の大型連休でどれだけ読めるか過去の自分と勝負だ。
いかにも、積読を減らさなければならないのでね。