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それいけ! 麻婆豆腐道(2)

突然始まった「それいけ! 麻婆豆腐道」、無事二回目を迎えました。
一発屋で終わらなくてよかった。

一回目はこちら。→ https://note.com/monga/n/nbeb1d04d505a

今回は実習編です。おうちで実際に作ってみます。
しかしながら、まだまだ探求は始まったばかり。未知の味を知らなければなりません。
そこで、実習編ではしばらくの間、市販の「麻婆豆腐の素」の作り比べをすることにしました。
実は私、合わせ調味料は使わない派でして、これまで試したことがなかったのです。でも、せっかくの機会ですから、どこのスーパーでも手に入るお手頃価格から、ちょっと高級ラインまで幅広く試したいと思っています。

さて、今回「麻婆豆腐の素」調査の先鋒として選んだのは日本の食品メーカー最大手のひとつ、赤いキャップでおなじみのうま味調味料によって世界を支配しているA社の製品です。
A社麻婆豆腐の素は味つけが二種類用意されています。ひとつは四川式、もうひとつは広東式。さらに、ひき肉入りとひき肉なし、レンジ調理用、高級ラインの「極」までバリエーションも豊かで、さすがは業界の雄という他ありません。
そんな中、今回私が選んだのはレギュラーラインの四川式と広東式、ひき肉は自前で足すタイプでした。

本来ならさっそく取り掛かりたいとことですが、まずはここで素以外の材料を明示しておきましょう。できるだけ同じ条件で味比べできるよう、合わせ調味料以外の材料は下記の通りに統一する予定です。

豆腐  木綿豆腐(ただし絹指定があるレシピの時は絹)

基本はおかめ豆腐ツインパックを使用予定

ひき肉 スーパーで購入の国産豚ひき肉
白ネギ スーパーで購入の国産品
青ネギ スーパーで購入の国産品
ごま油 かどやの純正ごま油

どこでも売っている強い味方

麻婆豆腐はあくまで庶民の味。一般スーパーで揃うものを使いたいじゃないですか。

そして、こちらが合わせ調味料を使った初麻婆豆腐、ドンッ!

A社合わせ調味料四川式を使った麻婆豆腐

まずは四川式から始めることにしました。四川の郷土料理なんだから、そこは当然ですよね。
自前材料は豆腐と豚ひき肉、そしてみじん切りの白ネギ。
レシピに忠実に、まずは豚ひき肉を炒め、火が通ったら一度火を止めて合わせ調味料を投下。そこに豆腐を入れて中火で3分炒め合わせたら出来上がり。至極簡単です。
なお、豆腐は下茹で推奨だったので事前に湯通しました。
ここからは感想です。
合わせ調味料はレトルトに入っておりまして、開けた瞬間に甜麵醬と豆鼓の匂いがグワっと広がりました。かなり濃厚なタレです。
炒めている最中も香辛料より醬の匂いが前に出ます。また、粘度が高いので中火でもわずかに強ければ焦げるんじゃないかという不安がありました。
そして実食。
一口目の率直な感想は味、濃いわ~。
前回と真逆ですね。ただし麻辣がほとんど感じられないのは同様です。パッケージでは中辛で、辛さ指数も5段階中4のはずなのに? と首をかしげてしまいました。
とはいえ、ものの10分ほどでこのレベルのおかずができるのはさすが中華合わせ調味料古参の実力といいましょうか。しかも、ご飯にたいへん合います。やっぱり、ポイントは「飯のおかず」なんでしょうね。
味が濃いのは、水切りや下茹でせずに切っただけの豆腐を投入しても大丈夫なように配慮されてのこと
かもしれません。インスタントを使うぐらい忙しいのであれば、豆腐の下拵えをする暇なんかないでしょうから。
その仮説を検討するべく、私は密林の奥地に(ry 

-つづく-

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門賀美央子 Monga Mioko
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