なんとなく浮かんだ将来の展望
仕事 = できること ⋂ やれること
最初の投稿では、私は自分に自信がなく、転職活動においては面接で苦労したお話をしました。本当にその通りで、面接(コミュニケーション)は大の苦手で、求人票の条件欄に人柄重視とか、協調性のある方とか、うまくコミュニケーションを取りながら業務ができる方などと書かれているとそれだけで緊張してドキドキしてしまいます。そして、条件は良さそうだけど応募はやめとこう、となってしまいます。
私は、会社員、公務員などとして10年以上働いては来ましたが、はっきり言って大分無理をしていました。公務員時代は、隈を作って疲れた顔をしていたので周りからもよく心配されていましたし、得ているお金以上の苦しさを感じながら仕事をしていました。その大きな要因が人間関係でした。
コミュニケーションが苦手だったにも関わらず、あまりにも人と関わる密度が高すぎる職場だったため、精神的に無理が生じたのだと思います。
仕事というのは、ただ能力的にできる(こなせる)だけではダメで、環境に順応できるとか無理なく取り組めるといった、やれる(やり抜くことができる)ことも重要だと痛感しました。その共通部分を満たすのが、その人にとっての適正な仕事という事になると思います。
退職して暫く経ってある程度冷静に考えることができるようになった
これは、在職中から薄々気づいていたことですが、自分が仕事をするにあたって、お金が最優先事項ではないということが分かりました。お給料に関しては、生活するに困らない+α貯金できるくらいで十分。それよりも、気持ちの面で余裕をもって働けることが大事。
あとは、やりたいことを過度に追いかけるのもダメだと分かりました。すなわち、仕事を選ぶにあたっては、これまでの人生で積み重ねてきたものを少しは考慮しなければならないということです。
いきなり、これやりたいといって一から努力するのにも限界があります。
やはり、ある程度大きな目標を達成するには準備期間と言うものが必要です。以前の自分は突拍子もなく、色々なことを始めては暫くして壁にぶち当たって挫折するということを繰り返していました。だから、今まで自分が蓄積したものも踏まえて、どういう仕事を選ぶべきか考えなければならないと思ったのです。
また、あまりに途方もなく大きな目標を掲げるのもNGということにも気づきました。自分は若い頃から、目標を高く掲げすぎていました。大学受験の時も、東大の赤本を買ってきてみたり、20代の頃は司法試験について興味をそそられたり(問題を見ただけであまりの難易度に目指そうとする気さえ打ち砕かれましたが・・。)公務員試験では、外交官試験とか裁判所事務菅とか国立国会図書館とか難易度の高い試験ばかり受けていました。(最終的には県の行政職員として落ち着く)
変にプライドが高いのか、何か大きなことをしてやろうという気持ちが強かったのか、自分でもよく分かりませんが、これまでは身の丈に合わないことを考えすぎていたようにも思えます。
これらを踏まえてどうすべきか
一つ私が若い時からずっと取り組んできたことが英語です。以前も少し紹介しましたが、20代の頃英検1級を取得し、TOEICの最高スコアは905点です。
さらに、英検1級を取得後も英会話学校に通ったりして暫くは英語を学んでいました。
少しブランクがあってから、30代前半~半ばにかけて翻訳者養成学校に1年程通い医薬翻訳というコースを無事卒業しました。
卒業後は、本格的には英語学習から遠ざかっていましたが、海外のyoutubeを見たり、英会話の本で学んでみたり、TOEICの模試を受けて見たりとまあ、まったく英語から離れていたわけでもありませんでした。
だから、私のある意味蓄積があるとしたら一つは英語です。
また、もう一つはこの記事でずっと紹介しているFPとか金融に関することです。10月に宅建を受けた後は来年の1月には2級FPを目指そうと思っています。ついでに、以前1度受けて不合格だった簿記2級もまた受けようと考えています。今は、株は持っていないですが、投資信託を少しずつ買い増している状況です。マーケットの様子も毎日関心を持って見ていますし、やはりお金に関することは、私のもう一つの蓄積なのだと思いました。
正直普通に人と仕事をするのはあまり向いていないと思っている。
以前の職場でもそうだったように、私は組織でみんなと一緒に働くというのはあまり適性がないような気がしています。まあ、多少無理をすればやっていけるものの一生続ける仕事としてはどうかという感じです。
前にあげた蓄積の部分と、私の特性を考えた時に浮かんだ選択肢の一つが金融やIRといった分野の実務翻訳者を目指すというものです。
翻訳者は、クライアントとのコミュニケーションは必要になりますが、組織で働くという必要はなく、自分に合った働き方ではないかと思ったのです。
これなら、自分の今までの経験や勉強の積み重ねが生きるし、また新たに翻訳学校で学び直して数年修業すればちゃんとプロでやっていけるレベルにまでなれるのではないか?と思った次第です。
しかし、それには翻訳学校に通うお金など、ある程度のお金は必要です。
そこで、ある程度の収入を見込める所で2~3年くらい働きながら、翻訳学校で勉強を続け、その仕事を辞める頃に翻訳者としてデビューできるように準備していこうということです。
この考えはいきなり浮かんだのではなく、職業訓練で知り合った人に、自分の事を話したら、その翻訳の部分を生かして働くのもいいかもねとアドバイスして頂いたことが念頭にありました。
ですので、まだはっきり決まったわけではないですが、取り合えずは目先の10月の宅建合格と、自分が無理せず暫く働けるある程度の収入が見込める仕事を見つけることを優先させ、それから英語と金融の知識を深めていき、翻訳学校に入学する準備を整えていこうかな、などと考えております。
英語力は大分落ちた(少し前に受けてみたTOEICの模擬試験では850点程)けどまあ、また一からやればそれほどかからずに取り戻せると思っています。
長々と書きましたが、まあ、またいつものように気まぐれで方向転換するかもしれません。
とりあえず、そんな妄想を抱いた今日この頃です。