花火大会のマジでガチの裏側潜入🎇
おはようございます、ほっしーです。
(8月上旬のお仕事です)
つい先日やけど、今年も花火の日雇い行って間近で花火が見れて良かったです。
しかも、楽しい花火大会の裏側も見れたりして、しんどいけど楽しかったな。
とか思ってたんやけど…
わしの中のリトルわしが、囁くんですよ。
リ「ほんまにソレ、裏側なんか?」
リ「日雇いにカコつけて花火見てウヒャウヒャ言うとるだけなんちゃうか?」
リ「そんなん、もうほとんど表なんちゃうんけ?」
……と。
そうやな、確かにそうかもしれんけど、みんなが楽しんでる時に汗流して頑張っとるんやから、それは裏側って事でえーやろ。
リ「OK、それならそれでえーよ」
リ「そうやってこれからも自分を誤魔化しながら生きていったらえーんちゃうかな」
………
クソがァァあぁぁ〜❗
このわしが、リトルわしごときに舐められるわけにはいかへん❗
やったらァァァぁあぁぁ❗❗
もうなんか、すいません…
こんな感じで、本当の裏側がちょっと見てみたいなぁ、なんて思っただけなんです…
ただ、花火の準備や打ち上げ作業なんて火薬を使う危険作業やし、日雇いなんかが出来る仕事やないし…
とか思ってたら、こんな日雇いを見付けてしもうたんですよ。
準備がダメなら片付け作業❗
これは確かにワクワクが止まりませんね。
ただ、心配事が溢れかえるくらいに溢れてるねん。
まず確実に炎天下での作業やで。
今年は2回ほど倒れかけとるもんな。
さらに、これに参加しようとしたら、朝5:00起きで行かなあかんし、7:30〜15:30の丸一日作業やねん。
もう倒れる未来しか見えません🤣
しかしアレやね。
人間の興味に対する欲望って怖いね。
よく考える前にエントリーしてもうたわ。
そして考え直す前に確定されてしもたわ。
そりゃこんな過酷な仕事、誰もやれへんもんな。
まあ、もう決まってもうたからしゃーない。
ただ、やれる準備はしっかりやらんと、今度こそ命に関わりそうな気がする。
てことで、こんなもん買ってみました。
ててててん、空調服〜❗(ドラえもん風で)
もう最近みんな着てるもんね、コレ。
さぞかし涼しいんやろ。
でもコレ…
めっちゃクソ高いねん💸
他のシャツやら帽子やらの暑熱グッズ全て含めて、計22000円の出費でございます。
もうすでに日雇い報酬では補いきれない程のマイナスからのスタートです。
“無課金おじさん”とは真逆の廃課金オッサンです。
てな感じで、前日は早目に就寝して、当日5:00に起きて、5:40に自宅を出発しました。
7:00頃に、とある駅に集合すると3人の日雇いズがおって、今日はわし含めて4人みたい。
そして、知らないオジサンの運転する護送車に乗り込み、高速道路を使って1時間位の遠い遠い山奥へとドライブです。
あー、これしんどくなっても早退しにくいパターンのやつやで…
車内で爆睡かましながら、何やら山の中のどこぞの湖のほとりにやってきました。
昨日ここで大規模な花火大会があったんやて。
しばらくは船上での作業があり、船が帰ってくるまで玉皮という花火の残骸を拾っていきます。
あの花火の玉の外側の丸い皮のやつやね。
あっちこっちに転がってるので、拾っていくのも大変な作業やで💦
こういうやつで、近所の住民から苦情がきて花火大会もどんどんなくなっていくんかいね?
難しい問題やな🤔
で、しばらくすると船が帰ってきたので、いよいよ筒とか土嚢とかの運搬が始まります。
が、ここで親方から衝撃の発言が…
「昨日の設営で一人熱中症で救急搬送されたから、気を付けてな〜」
マジでか😱
今日、運ばれるとしたら、わしやな…
そんな心配もお構いなしに作業が始まります。
とにかく船から筒やらなんやらをガシガシ運んで行くんやけど、足元が坂道とか階段とかでめっちゃ膝がしんどいねん😢
熱中症よりも先に膝や腰がやられそう…
ただ、昨日救急搬送事件があったからか知らんけど、けっこうこまめに休憩くれたから、そこだけは助かったね。
昨日倒れた人、君の頑張りは決して無駄ではなかったよ〜。
休憩中は湖のほとりの木陰で身体をこれでもかと冷やします。
とにかく自分の身は自分で守らんとね。
そして休憩を挟みつつ、ヒィヒィ言いながら作業を続けてると、なんとか船が片付いてきました。
花火師さんたちは、顔はイカついけど、
「無理やと思ったら勝手に休憩してえーからな〜」
と優しい声を掛けてくれます。
そして、とうとう船の上の筒やらなんやらが片付け終わりました🙌
この時11:30過ぎ。
あー、また新しい船とか来るんかなぁ、とうんざりしてたら、
「じゃあバイト君たち、帰る用意して〜」
ま、マジですか❗🤩
いや、けっこうもう限界近かったんよ❗
でもアレ?
昼飯付きって書いてたよなぁ…
とか思ったけど、それよりも帰りてぇww
のんびり昼飯食っとったら、さらに仕事が湧いて出てきそうやしな。
他の3人の日雇いズも同じ様に思ってたみたいで、とっとと最寄りの駅まで送ってもらいました。
無事に生還できた〜🙌❗❗
しかも日給制やから15:30までの報酬ゲットやで❗
まあ、金はどーでもえーねんけど、無事に帰れた事に心の底からホッとしたわ。
今回はリスクを負いながらやけど、貴重な経験が出来たわ。
みんなが笑顔で花火を見てる、その裏側ではこんなに過酷な準備や片付けがあるんやね。
そして、こういう頑張ってる人たちのおかげで、あの感動が生まれるんやで。
これから花火を見る時は、この過酷な作業を思い出して、さらに感動が増すんとちゃうかな。
花火師さんたちは、またトラックで日本全国を回るらしいんやけど、行く先々で感動を振りまく素晴らしい仕事なので、頑張ってほしいと思います。
花火大会のマジでガチの裏側を覗いてみたら、そこには人々の笑顔や感動のために頑張ってる人たちの姿がありました☺️