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ラーメン、つけ麺、僕、育メン?
育メンって、「育児するメンズ」って理解だとすると、たぶん奥さん側から生まれた言葉なのかも知れないですが、・・そう呼ばれてしまうことがあります。
僕には、違和感があります。
さて「育児するメンズ」って敢えて表現した背景には、おそらく「メンズは育児しない」という、不本意な認識があったからではないかと思うのです。あるいは、「メンズは育児できない」という、もっと不本意な認識なのかも知れませんが。
タケノコ族、アムラー、ヤマンバ・・ちょっと古い・・珍しい存在としてのあだ名のような存在。”イケメン”という言葉からの派生であり、育メンはイケメンでもある・・といった認識すら感じられてしまうのです。じっさい、かっこいい人は多いことも認めますが。
男性は育児をしないという感覚は、時代がそうだったから・・というのは、大いにあると思うのです。経済成長を支えているという自負もあっただろうし、仕事が忙しすぎて手が回らなかったのも事実だと思うのです。
僕の個人的な意見としては、育メンは男性保育士のような存在かなと考えています。面倒も見るけど、遊んであげるような存在。
しかもそれは、外観でしかなくて、断片的な評価でもあるわけです。その瞬間を見た人が「あの人、育メンだね」みたいな評価をするというか。
そんなわけで、個人的にウッとなってしまうのは、男性が自分自身を「オレ、育メンです」と言ってしまうとき。
最近では滅多に聞かなくなりましたが、数年前は結構そんな場面に遭遇しては、気後れしていたのを思い出します。
結婚したり、子どもが生まれたりして、その違和感の根底にある考えに気が付くことがありました。
言葉が強くなってしまいますが、「育メンになる」ということは、構造的に「いったん、育児を放棄」(メンズは育児をしない)してから、「改めて育児に参加する男」になることを意味していると考えていたからです。
実際には、そんなことはないとは思いますが、育児が当たり前と考えられやすい女性に対して、男性の関わりが美化されてしまうことへの不安もありました。
つまり、僕がもし「育メンだね」と言われると、その裏には「男性は育児しないからね」と言われているような感覚があったのです。
そんなこともあって、僕は自分自身を育メンとも思わないし、言ってもらいたくもないので、自己紹介などでは「パパとママの中間でありたい」みたいな、別の視点でモヤっとしそうな表現をしたりします。
参加とか、手伝いとか、そういうのではなくて、主体的に関与することは当たり前のことだし、ひとつひとつの経験は貴重です。
妻と「育メン」について話していたとき、「男性は、育児するってだけでママよりも上手いと思われる。ハードルがあがって大変だよね」と言われたことがありました。
やはり、男性が育児に関わることが美化されている・・・と、腑に落ちた発言でした。
本来的に、母親がやらないと・・というものは現代においては、なくなっていると思います。時間的に、母親との関りが長くなりがちで、赤ちゃんもそれに慣れるという繰り返しなのかもなぁと思います。
実際には、様々な論調があるわけで、そこには性別間の体質や脳科学的な発想も必要になるので、あまり言及しないでおきます。
僕は子が生まれた時に、何でもやるよ!というスタンスだったので、妻は逆に「こんなこと頼んでいいのかな」と思っていたらしいのです。“頼む”という姿勢も、本来ならば必要ないものですよね。
・・何でこんなことを書いたのかというと、世の中的に「育メンたるもの、常に子どもと一緒に過ごさねば」という認識ってあるのですか・・
ある父親さんが書いた記事だったのですが、その認識に何かすごく嫌悪感を感じている文章だったのです。なんだかそこまで言わなくても・・と思えてきたのです。というか、そんな風潮ってあるの?と思ったのです。
でも、僕も「育メン」とは呼ばれたくない、そこは共感していたのです。それは何でかな?と考えてみた、そんな話でした。
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