「かわいそうにね」
今年の夏のお盆過ぎに
母親と一緒に
母方のばーちゃんのちと
父方のじーちゃんちに行った時の話🌝
毎年、ばーちゃんの家にはお盆と正月の時期に
行けたら行くって感じのスタイルで(じーちゃん他界)
今年は母親とタイミングが合ったので一緒に行きました🚗
行って何をするわけでもないが
仏壇に手をあわせて
庭と畑をふらふらっとして
ヤブ蚊に刺されるのがイヤなんでソッコーで家に入り
母親とばーちゃんが野菜を採ってる間、居間でぼーっとしてます。
久しぶりに会ったからといって
そんなに話すこともない。
ただ居るだけ🌝
そんで
夕方になり、帰る途中
久しぶりに父方のじいちゃん家によることにした。
(ばーちゃんは他界)
父方じーちゃんとは
これまでオヤジと母親が離婚してからほとんど交流しておらず
中学を卒業する頃にワタシがじーちゃんからお金を騙し取った時に会ったのと
ワタシの長男が5歳の頃、約12年前会ったのと
そして3年前の妹の初盆の時に会ったのと
この3回くらいかな。
妹の初盆の時は
じーちゃんが入居してる老人ホームに母親と姉妹家族とで行き
その時、じーちゃんはすげーびっくりして
そして久しぶりの再会に感動してたが
当たり前やけど、耳も遠くなって、自分たち姉妹の顔もほとんど忘れており
教えてもすぐ間違えるくらいに歳をとってた。
そして
母親に
「本当に苦労かけました、本当に申し訳ない」
と繰り返し言い
母親が嫁に来たときの話や
オヤジが苦労かけて申し訳なかったとか
涙ながらに語っていて
最後にみんなで写真を撮った。
ワタシはそれで母親が少しでも気が楽になるならと思いつつ
それとは別のことを考えてた。
そのことは一旦置いておく。
そして、その時から3年ぶりに
じいちゃんの様子を見に老人ホームに寄ったのだが
じいちゃんは亡くなっていた。
今年の春に。
父方の親戚との交流はまったくないので
当然聞かされていない。
こういう時って半分は受け入れがたいな。
その足で
じいちゃんちに寄ってみた。
玄関があいていた。
黙って入るのはいけないとおもいつつ
手を合わせてすぐ帰ろうと思った。
そしたら
初盆を迎えたあとがあった。
仏壇にはじいちゃんの遺影が飾ってある。
じいちゃんは小学校の校長先生だった。
これはオヤジの兄弟が書いたやつか。
たしかに優しい人だった。
まあ、このような記事にそもそもほんとのことなんか書けねーよなww
そして帰りの車の中で
突然
「あんたたちはほんとうにかわいそう」
と母親が言った。
「は?なにが?」
と言うと
どうやら
“ワタシのいとこが結婚式をあげたときは親戚一同集まり当然お祝いをしたらしいが
うちら姉妹が結婚したときはおめでとうの一言もなかった。
結婚式はあげてないけどそれくらいあってもよかったんではないか。”
“妹が亡くなった時も
いくら離婚したとはいえ孫には変わりないのに
父方、母方の親戚とも何もない。一言もない。”
聞いてて
「何を今さら言ってんだ」と言った🌝
そもそも両家ともおかしいじゃん。
形だけの家族でフタあけてみたら機能不全だぜ?
じいちゃんこそ死ぬ前に母親に対して謝罪していたが
他のやつらがどういうアクションとるかとかもうどうでもいいし
少し気になるのは
じいちゃんの家と土地はどうなるんだろってことだけww
あんたたちほんとかわいそう
じゃねーよ。
自分がのけもんにされてつらいだけだし
かわいそうなのは自分だけなのに
脳内で勝手に巻き込むなw
この母親の弱さには相変わらずイラッとするが
今回のワタシの怒りを掘り下げていくと
「かわいそうな時期はとっくにすぎたし
乗り越えた。
おまえたちが言い訳して問題から逃げてる間に
どれだけの思いをしてきたと思ってる。
その時に気づいてほしかった。
もっと子どもの頃に気づいてほしかった。
わかってほしかった。
おせーよ。」
である。
相変わらず自分のかわいそうな部分しか目に入らず相手が見えてない。
「ごめんね」
と謝りはする母親に
「今からやれることをやってけばいい」と言うが
実際長年染み付いたクセはなかなかとれんだろうから
自分がやる。
あんたはあんたのできる当たり前のことをしてくれればいいとたまに買い物を頼んだり、用事があるときは頼むくらい。
前回書いたように“砂漠に水がないように、ないものはない”
だからそれ以上のことは求めない。
それにしてもワタシはワタシで全ての理不尽を受け入れ尻拭いをするような心境だからラクじゃない。
ワタシだってまだトラウマが残ってる。
その波に負けて全てを台無しにする力もあれば
それ波にのってプラスにすることもできるだけ。
ただエネルギーがすごくいる。
母親もコミュニケーションの取り方なんか親に教わってないし
仕事の忙しさを理由に雑に扱われたならそのやり方しか知らない。
目の前で父親から母親が殴られてる姿を見て育てばそれが当たり前になる。
オヤジも兄弟の中でひとりだけできそこない扱いをされ、殴られ罵倒されのけものにされ
それでもなんとかやろうとしてはいただろうが
もう家庭や社会に適応できる脳みそではなかったのだろう。
母親も父親も負の連鎖の被害者
そして被害者が形をかえその矛先が子どもにいく。
そして家庭内の問題と思われがちだが
社会問題だし。
大きく見れば
モノにはたくさん溢れていて
非常に便利な世の中になったが
なにかが欠けてる。
この間
久しぶりに母親と話していて
なんかの話の流れで
ワタシが
「あの、何度も言うが
オヤジの家系もおかしいし、あんたんとこもおかしいよ」
と言ったら
「えー、うちも?
昔やけんねー。
昔はそれが当たり前みたいなところがあったしー、そんなもんみたいなとこがあったし」
って
もうわかってんのかわかってねえのかわからん返答がきたので
また一から具体的にどこの部分がかを何件かあげて
「あのですね、主観はおいといて色んな角度からみておかしいもんをおかしいと思うほうが正常なんよ」
と言うとまた
「ゴメンネ、ほんとうに取り返しのつかんことしたよね」
て謝ってたけどもうその気持ちだけでいいっす。
謝りはするし
悪いことをしたという自覚はあれど
なかなか自分の育ってきた歴史を一旦否定し認めるのはなかなか難しいらしい。
そんな感じの身内話でした🌝
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?