愛とやさしさと幸福の中で安らげていますように。
やさしい色をした青空と穏やかな陽気の中
お見送りをしてきました。
お坊さんがお経だけじゃなくて
お話をしてくださって
「弟さんはもう大丈夫」
と言い切ってくださったことで
わたしたちはすごく安心した。
そして、これからは守護霊として
わたしたちを守ってくれるのだと。
なんだか心強いな。
おばあちゃんから聞いたんだけど
こういうお話をしてくれるお坊さんって
めずらしいみたいで。
いいお坊さんにきてもらえてよかったなあ。
あと、弟が好きだったお菓子のギフトを
お供えとして持ってきてくださった。
こういうこともなかなかないみたいで、
すごく良くしてくださったんだなあって。
ありがたいな。
お花やお手紙を入れてお見送りするときに
初めて頭を撫でてあげられた。
「よく頑張ったね」って言ってあげられた。
今まで言ってあげられなかったこと。
伝わってるかなあ。届いてるかなあ。
そして、ありがとうの気持ちで
お見送りできたことが嬉しかった。
肉体を手放して骨になって戻ってきたとき
ああ、これでもう本当に大丈夫だね。
ってちょっとスッキリした。
全部終わって、弟が好きだったお寿司を
みんなで食べた。
帰りのタクシーでは
運転手さんがやさしく「おつかれさま」
と言ってくださって
その言葉にホッとしたし、嬉しかった。
知らない人なのにさ、優しいなあ。
式が終わってひと段落してからは
なんだか前を向けそうな気がするな
って思っていたんだけど
遺骨と一緒に帰ってきて、
なんでこんなものがあるんだろう
嘘みたいだなあ
ってまた悲しみがぶり返して
弟はもう大丈夫という安心感と
やっと肉体を手放してあげられたな
という思いと
やっぱり嘘みたいだ、悲しい
という気持ちで本当に忙しい。
まだまだやることはたくさんあるし
やっぱりそんなにすぐに立ち直れる話じゃない。
やることも、気持ちも
ゆっくり時間をかけていくしかないんだな。
でも、本当によく頑張ったね。
もう大丈夫だから安心してね。
ありがとう。
みんな愛してるよ。
そう言ってお見送りができてよかった。
そしてわたしもみんなもお疲れさまだ。
泣きたいときは泣いて、
今日はゆっくり休もう。