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【思案の不定期便】死んでしまった人が好きだ。

死んでしまった人が好きだ。もう会うことも話すこともないし、良く思われることも悪く思われることも、会話に失敗することもないし嫌われることもない。


お祭りに行ったら投げ銭とピックを購入してもらって交通費程度になった。
お酒を飲んだのでトータルで見るとマイナスになった。

部屋がめちゃくちゃだ。
物の多さはさておき、前まではその大量の物をそれなりに収まるべきところに収められていた。
日常のリズムが一回ズレるとしばらくダメになる。朝起きて、仕事に行って、映画を観て、食事をして、シャワーを浴びて寝る。しばらくそうしてただ日々を過ごしていこうかな。

自由にやってみることができない。理論がわかるわけでもないけど。
人がやってるのを見て、なるほどそうやればいいのかと思うけど自分の番になるとやっぱりできない。向いてない。譜面をくれ。

その声は、我が友李徴氏ではないか?
虎になれたんだったら良いだろ。かっこいいし。ネコ科だし。
その上自分のことを我が友と言ってくれる人がいて。

人付き合いは年々苦手になる。
1対1ならまだしも、3人以上になると段々ダメだ。誰の顔も見られなくてグラスを見つめ続ける時間。
かと言って1対1でもあんまり上手くはいかない。立ち入り過ぎたり執着したり、良くない。
それでも人と仲良くしたい気持ちはあり、友達はおじさんばっかり。優しいので。
今までもずっと、気を遣ってもらって楽しく過ごさせていただいてたんだなあと思うばかり。

何か違うことをしたいと思ったのはチンドンの現場中だった。違うことっていうのはチンドンに対してじゃなくてその時モクモクと頭から煙が出るほど悩んでいた弾き語りのステージに対して。
自由、かどうかはわからないけどサックスを持っていれば無限に演歌っぽいフレーズが吹けた。起承転結はない状態だが。
それをドレミにしようとしたり鍵盤に向かうとよくわからない。サックスじゃないとダメだった。
とりあえず何かこれ良いかもと思うアイテムを探して買ってみよう。

こういう雰囲気です。と、場に立たされた時に、いくつかの選択肢からそこにピッタリのものを選び取れたらそれが良いと思った。
私は全体の雰囲気を自分が変えてやろうとか持って行ったろうとかそういう野心はないんだ。
チンドンは流れて行くし、寄席でなんでもないタイミングに上がってサラッと流して次に繋げるに十分なだけの話をして帰って行く芸人に憧れていた。
私はそれが良かったしそれで良かった。

これは作れる。と思うものがたくさんある。
衣装に組み合わせるちょっとしたアイテム。
物凄く良いぞと思いついた髪飾り。
これは絶対かわいいに決まってるキーホルダーか根付みたいな小物。
どれも今すぐ制作に取り掛かれるだけの材料がある。あるだけ。
結局は、明日必要にならないと動けない。

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