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The Ordinary. 使い切りレビュー【生物学研究者の正直な感想】

話題のブランド”The Ordinary.”の製品を使って3ヶ月以上、わかってきたことをレビューしてみます!

The Ordinary. とは

カナダ発のヴィーガン・スキンケアブランドです。低価格でデパコスやクリニックレベルに優秀な効果が期待できるスキンケアアイテムと美容マニアたちの間で話題になり、ファンを増やしているそう。
広告費にお金をかけないことや、自社で全ての成分を製造していることで、製品のクオリティを高くキープしたままコストを落としているそう。

また、The Ordinary.で取り扱っているスキンケア商品の種類は、多種多様で、主成分(有効成分)とその配合濃度が商品名になっていることも特徴です。それぞれの人の肌悩みに合わせてカスタマイズできるため、より効果を期待できます。

まさに、

低価格×高品質
分かりやすさと透明性

が特徴。

一方で、商品が多すぎるが故に、「どれを使ったら良いか、、」と悩む方もいるのではないでしょうか。
どの成分がどう効くなどのお勉強があまりに苦痛な方、自分でだんだん開拓していこうという気持ちが薄く、これさえ使えば良いと誰かに言ってほしい方などにはあまり向かないのかもしれません。

ちなみに、私の住んでいるフランス トゥールーズでは、Nocibéで手に入ります。一部製品はSephoraのスキンケアコーナーにもあります。

注意していただきたいこと

化粧品の効能は、肌の性質、状態は人によっても環境や体調によっても全く違います。もちろん私のいうことが全てではありませんし、インフルエンサーの言うことが全てでもありません。
どういう時は避ける、など私のルールを私の見解をもとに書きますが、参考程度に抑えていただければと思います。

ただ、基本的にみんなにとって良い成分というのはありますし、このブランドの透明性の高さやコンセプト、質の高さに対するコスパの良さは評価したいと思うのでレビューしてみます。

使う前の私の肌状態

前提として、私は肌質的にはかなり恵まれています。
ニキビや毛穴はあまりありません。
ただ、焼けやすいのとストレスがすぐに湿疹や赤みに出てしまい、肌質が安定しないことが悩みです。また目立つそばかすがコンプレックスです。

私の肌悩み
・焼けやすい(すぐ肌がくすむ)
・湿疹や赤みが出やすい
・そばかすが目立つ

このあたりがどれだけ改善したのか、についても書いていきますね。

使った製品

今回私は、
・「美白(色素沈着改善)レジメン」(以下参照)(アルファアルブチン 2%テトライソパルミチン酸アスコルビル 20%+ビタミンFナイアシンアミド10%アゼライン酸10%
乳酸ピーリング10%
NMFクリーム

を使ってみました。

The ordinary 公式サイトより


ここでは、朝晩と両方使っているアルファアルブチンを使い切ったこのタイミングで、こちらの全品についてレビューをしてみます。

綺麗に使い切りました♪

The Ordinary.が良いと聞いていて使ってみたい方、
すでにThe Ordinary.の製品を使っているけれど他の製品が気になっている方、
The Ordinary.の良さがいまいちわからない方、

ぜひ参考にしていただけたらと思います☺︎
ではレビューどうぞ!

総評

ひとつひとつ書く前に総評を。
というのも、私は一気に使い始めたので、それぞれのテクスチャや使い心地はお伝えできるのですが、個々の効果はあまりはっきりしたことが言えません。

その上で、総評としては、
①成分を勉強して選べる、信頼感や楽しさ
②コスパのよさ
③劇的に変化はしないが調子の悪い日がほぼ無くなった
ということで、満足度は高いです。

①成分を勉強して選べる、信頼感や楽しさ
「〇〇の効果がある▲▲という成分です。」という売り方です。この成分はこう働くからこういう効果がある(と証明されている)というところまで調べないと気が済まない私の好奇心を満たしてくれます。

②コスパのよさ
広告費にお金をかけない分、この質にしてかなりお手頃な価格設定だと思います。スキンケアは無理なく続けられることが1番大事ですからね!

③劇的に変化はしないが調子の悪い日がほぼ無くなった
美容医療ではないので、シミがすぐに消えるとかそういったことはありません(化粧品にそこまでの期待をするのは無理だと個人的には思います)。

ですが、環境や体調に強く影響を受けてボツボツが出たりごわっとしたりすることも増えてきていたここ1~2年なのに、それが実感として感じられるほど減りました。
くすみやそばかすに関しては、良い意味で変わりませんでした。

むしろストレスは増えていて他の所には影響がでたことや、2022年フランスの猛暑、炎天下を考えれば、悪化をしなかった時点で、私にとっては十分効果があったと言えそうです。

肌の調子が悪いだけで本当にテンション、モチベーション、コンディション、全てが下がりますから、そういう日がほとんどなくなったのは嬉しい効果です。


一つ注意喚起です!!

効果が高い成分を高濃度に含んでいるためか、これらのコスメを唇に触れさせてしまった瞬間、唇が死にます。実体験です。荒れを治すの大変でした。

私は、唇をんーっと内側に折り込んで「唇絶対死守」でスキンケアするようにしています。

長くなりましたが、ここから各製品についてレビューしていきます!


アルファアルブチン 2%

ハイドロキノングルコースがα結合したハイドロキノン誘導体。
アミノ酸の一種であるチロシンをメラニンに変える働き(チロシナーゼ酵素)を阻害する。[メラニン生成抑制]

第一の感想として、使いやすいです
まず、刺激もなくとろっとみずみずしくて塗布した瞬間とても気持ちいいです。
また、組み合わせ禁忌もなく、朝夜使えます。

その分、効果は緩やかな気がします。よく言えば危険性や毒性が低く、悪く言えばわかりやすい即効性はないという感じです。

テトライソパルミチン酸アスコルビル20%+ビタミンF

テトライソパルミチン酸アスコルビルは、皮膚でビタミンCに変化するように設計された物質(ビタミンCの「安定な誘導体」)で、「保存性が高く皮膚への刺激を減らしたビタミンC」と言える。
ビタミンC自体には、生成されたメラニンを還元する [メラニン分解/生成遅滞]、ストレスを抑える「副腎皮質ホルモン」の合成を促す、コラーゲンの生成を促す、セラミド(細胞間脂質)の合成を促す、といったさまざまな効果があると言われる。

ビタミンFは、正確にはビタミン(補酵素)ではなく脂肪酸。皮膚の脂質膜を整え、水分の蒸発を抑える。

油溶性ビタミンC(誘導体)と油に溶ける脂肪酸(ビタミンF)が含まれるため、もちろんベースはオイルです。
サラッとしていて、なるほど、アルファアルブチンで“モチペタッ“としたところから直接、次のアゼライン酸にいくより良い感じになります。

こちらも即効性という感じではないです。じっくり長く効果を期待するというイメージ。
油性で、塗った後肌表面がなめらかになる感じはあります。T’as la peau de bébé. と言われるようになったのはこの成分のおかげもあるか。(へへ。)

アゼライン酸10%

小麦などの穀物中に含まれている一成分(ジカルボン酸)
アミノ酸の一種であるチロシンをメラニンに変える働き(チロシナーゼ酵素)を阻害する。[メラニン生成抑制]

ニキビの原因となる角栓、過剰な皮脂分泌、アクネ菌感染を防ぐため、ニキビ治療成分としても知られる。

ちょっとひりっとしたこともあります。弱酸とはいえ、れっきとした酸ということだと思います。

アゼライン酸に関しては初めに全ての商品を揃えた時に売り切れでしたので(田舎のいやなとこ笑)、まだ使って一ヶ月弱ですが、使い始めてから鼻の毛穴が減った気がするので嬉しいです。

アゼライン酸がより効果を発揮すると言われている配合濃度「15~20%」からは若干外れているので、美白とかへの強い効果を期待するとどうなんだろう感はあります。

ナイアシンアミド10%

ビタミンB3のこと。
生成されたメラニンが皮膚表面に移動するのを防ぐ効果がある。[メラニン出現抑制]

また、紫外線によって損傷されたDNAの修復や、紫外線によって生成された活性酸素を防ぐ抗酸化作用を始め、皮脂分泌正常化、水分を保つセラミドや脂肪酸の生成促進、など幅広い効果を持つと言われる。

大注目成分のナイアシンアミドです。
幅広い肌悩みに効くので、オールマイティな成分として注目されていますよね。

質感は、ジェルに近いくらいとろっとしています。さっぱり気持ちよいですが、肌はモチッとします。

他の方もちょこちょこ仰るようにポロポロが出やすいですが、塗りすぎないことと、塗ってから次の成分まで数分空けることを気をつければ、私は問題なくつかえます。

乳酸ピーリング10%

古い角質を溶かし、皮膚のゴワツキを整える。
※ 他の酸と併用ができないので、乳酸ピーリングを行うときはアゼライン酸はなしにします。

全てのケアの前、洗顔後一番初めに使います。
私は、今は2~3日に一度で、夜のみ使っています。4日くらい連続で使ったら逆に肌が荒れてしまいました。
そして、少しでも出来物ができていたり赤みがあったりなど、調子の悪い日は絶対に使ってはいけないです。効くからといって欲張らないことが重要。

より刺激の少ない濃度5%のものもありますので、10%では刺激が強すぎる方はそちらでも。

NMF(天然保湿因子)+ヒアルロン酸10%クリーム

「Natural Moisturizing Factor(NMF; 天然保湿因子)」は、「肌が作り出す天然の保湿剤」と呼ばれ、水と結合して角質内に水を保持する性質がある。アミノ酸や乳酸、尿素などの保湿成分が主成分。
皮膚全体を覆って、内側に水分をキープするクリーム。

全ての美容液の後、最後に塗ります。
皮膚にのせると、皮膚の温度でとろける感じがして気持ちよいです。かといってベタつくこともなくサラッとします。

特に刺激を感じたこともなく、朝、日焼け止めを塗る前に使っても邪魔しないのでとても使いやすいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私は冒頭で述べた通り、重大な肌悩みがあったわけではないので、攻めアイテムというよりは守りアイテムを中心に、美白命🔥という感じでレシピを組んでみました。

全体的にかなり満足感は高めです。
次に試してみたいのは、よりアクティブに肌に働くレチノールや、油溶性よりも即効性があると言われる水溶性系のビタミンC、そして話題の血みどろピーリングです。

The Ordinary. やそのほかのブランドでもおすすめコスメがありましたら、ぜひコメントで教えてください。
またレビューしてほしいなどの要望もぜひお待ちしております☺︎


では。

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