ずっと「生きるのがしんどい」と思いながら生きてきた話

お久しぶりです。前回投稿からおおよそ一ヶ月ほど経過してしまいました。(無事(?)、適応障害による休職2ヶ月目に突入いたしました)

今回はふと思い立ち、ずーーーーーっと「生きるのしんどい」って思いながら生きてきたんですって話を書いてみようかなあと久々にパソコンを立ち上げました。

というのも、どうやらこの「生きづらい」という感覚は普通ではなさそう(=万人が感じているものではない)だぞ?と言う事を、今回の休職を通し、二十数年生きてきてようやく最近自己認知するに至ったからです。

こんな風に「今の自分がどんな事を感じてどんな風に考えているのか」を何かに残しておくのも、自分の中に自分を冷静に見つめ直す事のできる自分が存在しない、いわゆる自己肯定感の低い私にとっては、自分を見つめ直す重要な事なのではないかなと最近になって殊更感じるようになってきました。

「お母さんもだと思うけど、あんた、HSPなんじゃない?」

休職したてほやほや、処方された薬のおかげでこたつでうとうととしていた私に、突然母がそんな事を言ってきました。

「HSP?なんじゃそりゃ?」

と言いながら、スマホをパッと手に取り検索をかけてみると様々なまとめ記事にブログに診断サイトだったりが出てくるわ出てくるわ…色々と情報を見始めて5分で私はこう感じました。「当てはまりすぎてて怖いんだけど…」あの時の母のドヤ顔を私は一生忘れないでしょう。

HSPHighly Sensitive Personの頭文字をとった略称で、生得的な気質を表すものとしてアメリカのエイレン・N・アーロン博士が提唱した概念です。よくこちらの本が挙げられており、この他にも沢山のHSP関連書籍が発売されているみたいです。そのうちじっくり購入して読もうかな…。

特筆されるHSPの特徴としては、「共感力が強く疲れやすい」「人の集まりや騒がしいところが苦手」「直感力がある」「静かに遊ぶ事を好み内向的で豊かなイマジネーションを持つ」「自己肯定感が育ちにくい」「ストレス反応が顕著に出やすい」といった物があるようです。どうしよう全部当てはまる…。

・パーソナルスペースが狭くてコミュニケーション過多な人が苦手。(自分の趣味を強要してくる、飲み会に強引に誘ってくる、休みの日にそんなに親しくもないのに遠出しようと言ってくる…etc)
・テレビやパソコンの音量が高いと疲れてしまう。強い匂いがする食べ物が苦手。急に話しかけられるとびっくりする。生理痛が重い。偏頭痛が酷い。
・家族が外出や仕事から帰ってくる5分10分前くらいになんとなく「あ、帰ってくるな」と分かる。(車の音が聞こえるので「帰って来たよ」というと驚かれる。)
・大勢の人が好きな人が苦手だったりする(コミュ力が高くて世渡り上手)。そう言う人を苦手と感じている自分に罪悪感をおぼえる。というか基本的に「自分がもっとこうしていれば…」と自分のせいにしてしまいがち。
・内向的に生きていけたら楽なのに…と常々思っているけれど「コミュ力が高くないと社会不適合だ」という謎の強迫観念から上記を全てごまかして笑顔を貼り付けながら無理して生活している。

こりゃあ生きずらいわけですわ…

明日死にます、と言われても別にいいかな、と思う

こんな生きづらさの中で生きてきたので、本当に罰当たりな事だと本当に心臓が痛い程自覚してはいるんですが、明日死ぬと言われても別に「そうか」と納得してしまう自分がいます。むしろたぶん「ほっ」と安堵感すら覚えてしまうんじゃないかな…と思います。

私には4歳年の離れた中の良い姉がいるのですが、昔まだ私が学生だった頃、ふとしたきっかけで「明日死んだらどうする」という話になり、そのときの私はこう答えました。

「別に良いかなと思う。漫画の続きを読めないのが残念だなとか、ペットに会えなくなるのが嫌だな、とは思うけど、生きてる事が辛すぎるから、死ねないから生きてるだけ、みたいに思う事が無いわけじゃない…」

そこまで口にして、はっと姉の顔を見ると「マジで?」と言いながらドン引きされました。姉曰く「仕事もしんどいし人間関係めんどくさいなって思うけど、それで死にたいとかは全然思わないしやりたい事やりきれてないから死んでも死にきれない」そうで。もう真っ向から否定されました。そのときに私は心底羨ましいな、と思ったのを覚えています。やりたい事があるなんて、羨ましい、と。

そしてその時の私は、掲示板やSNS上で仕事に行きたくないだの学校しんどいだの吐き出している人が沢山存在している事から、特に調べたり確認したりする事もないまま「姉みたいな人は少数派なんだろうな…じぶんは頑張って生きなきゃな…」とそこでも自分を押し殺してしまったんだと思います。(そしてやがて就職先で体調を崩し休職して現在に至っているわけですオモシロイナ~)

というわけで、HSPについては色々と専門的な方が立ち上げたサイトなんかもたくさん存在しているのですが、最も砕けた文章で分かりやすく私の心に染みたnote記事がこちらです。

わ…わかりすぎてつら…え…?私…?もう一人の私なんです…?

さらにはこちらのnote記事で引用されている西のオカマさんの引用元ツイート曰く

”「しんどいことは無理して続ける必要なくない?」「そういう考え方だからしんどいんじゃない?」「誘いは断ればいいだけじゃない?」「相手にちゃんと伝えよう!」というご意見がいくつか来たんだけど、どうか足下で死体を踏んでいることに気がついてほしい。”

わっ…わかる…っっっっ!!!!!

目から鱗と涙がぽろっぽろです…私は画面の向こうにもう一人の私がいるのかと…自分の知らないうちに自分の知らない時間軸で生きている自分が存在していたのかと…(ゲシュタルト崩壊

「生きるのしんどい」「死ねないから生きてる」はもしかしたらマイノリティなのかもしれないと気付いた今日この頃

HSPについて知る事が出来たあの時、私の世界は少しだけ私にとって息をしやすい世界へ変わりました。

「できる事が普通なんだから合わせなきゃ」と焦っていた自分に、「気にしすぎだったんだからもっとマイペースにできる事をすればいいんじゃない?」と語りかけてくれる自分が自分の中に生まれてきてくれました。

ようやくカウンセリングの先生と会える事になったので、その先生が優しい良い方であるのを祈りつつ、今後は「自分の幸せ」と「自己肯定感」を育みながら生きていきたいなあとも思う今日この頃なのであった。まる。

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