前の職場が夢に出てきた話
私は新卒の会社でパワハラに遭い、心がうつになって1年で辞めましたが、
今では、大変だけど楽しいと思えるお仕事に就いて、毎日充実しています。
新卒の会社にいたのは何年も前で、今の仕事についてからも結構経つので、
結構遠い昔の思い出になりつつありました。
危険なことは脳が抹消しますしね笑
そんなある日、というか昨晩?今朝?
当時の職場が、久々に夢に出てきたんです。
そこに勤めていた頃は、よく職場の悪夢を見ていましたが、
もう何年も夢になんて出てきませんでした。
夢っていろんな種類がありますよね。
夢を見てる現実の自分以外に、
超常現象が起こっても謎に受け入れてる「夢の中の自分」が
登場すること、あるじゃないですか。
今回はそのタイプではなく、
夢の中の自分=現実の自分だったので、
わけの分からない事が起きると普通にビックリします。
当時の仕事はアパレルだったんですが、
今回の夢は、オープン前の店内から始まりました。
どうやら、私が一人で早番の日らしいのですが、まあ驚愕しました。
「え?私まだ辞めてなかったの?」
「辞めたよね?マジで辞めてないの?」
早朝。フロアの通路はまだ電気が付いておらず、
静かな店内で、一人焦っていました。
自分が辞めたかどうかを確認してみると、
今月は退職前の最終月で、あと3日、出勤日が残っているらしい。
あと3日。耐えなければいけない。
店長とシフトは被る?
ほかは誰がシフトにいる?
あの地獄のような時間を、3日間どう乗り越える?
逃げる方法はないのか?
3日間のシフトは何時から何時?
前回の出勤から大分経ってるけど、レジ開けとか覚えてる?
今日のシフト、自分の次は誰が出勤してくる?
あの、毎日追い詰められるような感覚。
自分のすべてが掌握されている感じ。
絶望的な今が、ただ目の前を覆いつくして、希望も未来もない。
久しぶりにあの感覚を、本当にリアルに体感しました。
そのあとは確か、店内の試着室に籠って
ずっと「どうしようどうしよう」と、頭をグルグルさせていたと思います。
夢から覚めた時、
怖かった...という気持ちと同時に、
「よくあんな怖いところから逃げてこれたな」
「もう忘れかけていたけど、自分頑張ったんだな」
なんて、素直に自分を褒めることができました。
トラウマは、自分の心に深く根を張ります。
忘れることができた、克服できたと思っていても、
自分の無意識に刻み込まれているのかもしれません。