「子どもにはチカラがある」を大人はどこまで信じてる?
先日、子育てサークルで
子どものエンパワーメント
に関して勉強会を行いました。
子どものエンパワーメントとは
子どもにはチカラがある
大人が一方的に子どもに物事を教え込むのではなく、子どもの持つ潜在能力を引き出す考え方
子どもが自分の経験を自分で定義することによってチカラを取り戻し、実践を通じて学ぶことで、自分と社会を変革するプロセス。すべての鍵は、子ども当事者の内側にある。
わたしたち大人は子どもに対して、どういう見方をしているでしょうか?
今回、この勉強会でわたしが特に印象に残ったのは3つです。
1つめ おとなのよかれが、子どもにとって一番いいこととは限らない
2つめ することよりも「ある」ことを大切にする
3つめ ゆらぎは大切
この3つに関しての感想をシェアします!!
おとなのよかれが、子どもにとって一番いいこととは限らない
わたしたち大人は、子どもより長く生きているから、それなりに経験値があります。そして、こうしたらこうなるという未来が予測できてしまいます。
だからついつい、子どもに色々言いたくなってしまいます。
わたしも振り返ってみるとそうでした。
長男が3歳くらいの時…
麦茶のポットから、コップにうつそうとしていた様子をみて
「こぼしちゃうから、一緒にやろう」
なんて、よかれと思ってサポートしていました。
当然、上手くコップに麦茶は入るし、テーブルも汚れない。
でも、この時、本当は3歳の長男は、これくらい傾けると、コップからこぼれちゃう。これくらいだと大丈夫。ポットの傾け方や、こぼれ方、液体の感覚、感触、いろいろなものを学ぶ大切な機会だったのです。
こぼして欲しくないから、手伝う。それは、大人のよかれと思うこと。
でも、それが子どもにとっていいこととは限らないのです。
また、「子どもに一番いいことは、まず子どもに聴いてから。おとなと子どもが一緒に考える。」ということも大切なことです。
何でも、こうした方がいいとアドバイスするのは簡単ですが、子どもの話をよく聴くこと。
コロナ渦もあったり、社会が急激に変化している中、これからの世の中は、今までの正解が正解とは限りません。
親の経験が活かせなくなってくる場面もたくさんあります。
まず、わたし達大人が、自分がいいと思っていることが絶対正しいわけではないと意識すること。「わたしの意見はこうだけど、君はどう思う?」そういう対話が大切だなと感じました。
することよりも「ある」ことを大切にする
普段の子育て、日々慌ただしい中、子どもに対してどういう目を向けてるでしょうか?
わたし自身を振り返った時
食事が出来てない
着替えができてない
けんかばかりしている…etc
こういうひとつひとつの事柄に着目しすぎていることがあります。
そして、子どもにどう接していけばいいんだろう?と悶々と悩んだり。
でも、子どもがここに「ある」ということ。
いてくれるだけでいい。
存在してくれてること自体がすばらしいこと。
その大切な原点を意識することがとても大切だと思いました。
親が思ういい子像に当てはまるから、いい子。
言う事を聞かない子はダメな子というメッセージを子ども達に送ってないだろうか??
わが子がうまれた瞬間思った
「生まれてきてくれてありがとう」
その気持ち
原点を思い出すことの大切さを、あらためて感じました。
ゆらぎは大切
そうは言っても、子育てしていると直面する
様々な不安、動揺・葛藤があります。
これらを総称して「ゆらぎ」というらしいのですが、子育て支援の現場でも、支援者は「ゆらぎ」に必ず直面するそうです。
そして、自分がゆらいでいる姿をさらけだすのは簡単なことではありません。また、「支援者はゆらいではならない」と思い込んでいる方も少なくないそうです。
これは、子育て中のママにも当てはまるな~と思いました。
「こんなに怒っちゃって、わたしはお母さんに向いてない」
「自分の子がかわいそう」
「こんなに子どもにイライラしちゃって、どうしていいか分からない」
「わたしなんて母親失格」
「ひとりになりたい。そう思うのはダメなの?苦しい」
誰しも、多かれ少なかれ感じたことがあるのではないでしょうか?
でも、この「ゆらぎ」は当然のことで、「ゆらぎ」を意識し、言葉にし、振り返ることで、子どもに関わる大人は少しずつ力をつけていくのです。
ゆらいでいい。
悩みや葛藤はあるということ自体がすばらしいことだと思います。
だって、人と関わっていくって並大抵のことじゃないです。
わたしも、ゆらぎにゆらいでいるからこそ
コーチングを学んだり、
子育て中のママさんと話したり、
子育ての情報集めたり(収集心があるので楽しい)…
そんなことをしています。
ゆらいでいいんだ~、それが当たり前なんだ~と思ったら、心がスッと軽くなりました。
最後に
最後に、子どもは「隙がある人と、隙間が好き」という話もききました。
多様な選択肢があり、
自分で選んでいいよという励ましと承認
それが子どものチカラを引き出す土壌となります。
子どもの意見表明や決定を、その子自身の決定だと真摯に受け止めることができる大人。失敗や逸脱も受け止める。
そんな大人になりたい、なろうと思いました。
子育てってほんと~~~に大変!!
だからこそやりがいもあるし、楽しさもある!
時には立ち止まって、休んだり、後ろに戻ったりもしながらも、子どもの顔を見て、大好き、大切!の気持ちを大切に日々過ごしていきたいと思います。
長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
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