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雨降られ ぼうぼう髪と 犬ドリル
曇り空
犬の散歩のとき、毎回悩むのが傘を持っていくか否か
結局持って行かない方を選択し、玄関を出ます
散歩中盤、歩いていると、ポツリ
ヤバい(少し早足に)
ポツポツポツポツ
きたきたきた(リードをひっぱり)
対向車のフロントライトから見える雨のライン
冷たい冷たい(犬ともに小走り)
無事帰宅
玄関の姿見にうつる髪ぼうぼう自分と
ドリル真っ最中の犬
まあいいさ、こんな日もある
犬とともにタオルで拭くのでした
ーー
小学生の頃、小林一茶が好きでした
10歳前後の小学生が、数ある偉人の中で、小林一茶って…
どうして惹かれたのかは定かではないですが
今思うに母に認めてもらいたかったのだと思います
母はかなりな文学女史で、私の生家に著名な作家たちの作品集がぎっしり本棚に並んでいました
色々な小説のあらすじや批評を母が私に語ってきました
(おかげさまで数々の名作をすっかり読んだ気になった)
その王道の文豪たち、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、森鴎外、川端康成…の作品の中で
これが好き!というのはありませんでした
(自分なりに小説読むのを頑張りましたが、見開き2ページぐらいで確実に寝ていました)
物語や小説ではなく、詩とか俳句に目を向けることの方が多かったです
特に小林一茶
今思えば、子供ながら意外性を突くような、変化球を…
(幼い私がそこまで考えたかはわからないですが…)
文学の世界に強い母に「私は他とは違うのよ」と思わせたかったのだと思います
どうして、そんなに母にこだわるのかは、ひとまず置いておいて
一茶の俳句はそもそもわかりやすくイメージしやすいです
毎日の生活の中から気が付いたものを対象に俳句をよんでいるからでしょうか
特に動物や鳥、虫に関する俳句
"我と来て あそべや親の ない雀"
"雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る"
"やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり"
小学生の私にはとっつきやすく魅力的に感じたのだと思います
一生を通じて恵まれた家庭運とは言えなかった一茶
でもそんな一茶だからこその繊細さが
小さいもの弱い者へよりそう思いが
素直に俳句に表れているのだなと思います
なんだかんだで、私の詠む俳句も一茶の影響を受けているのだな…
そう思えてきました
"やれうつな 蝿が手をする 足をする"
(これ詠んだ後ハエたたきでバシッってやっている一茶を想像する私…)
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